【全オタク必見】最近摂取したアイドルコンテンツをご紹介……

この記事は910production Advent Calendar2020の19日目の記事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――アイドル文化が日本に生まれてからもう随分と経つ。数年に一回、ブームが波を打ちに来るが、今は引いている時代のように感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

偶像崇拝が盛んなこの日本において、アイドルは最も信仰されている宗教といっても差し支えないだろう*1。中でも女性アイドルは特に人気で、山口百恵松田聖子などに端を発し、その在り方を変えながらも今に至るまで多くのオタクくんを虜にしている。

かつてアイドルは『応援するもの』であり、一人のアイドルに対し親衛隊が組織されるなど、アイドルとの関わり方は極めて限定的であった。しかし近年は娯楽としての側面がさらに高まり、アイドルとの接点も多様になった。ファン歴や知識量、投資額などで醜いマウンティング合戦が行われる傍らで、カップルがデートの1シーンとしてコンサートホールに訪れることもある。アイドルは多様化し、より身近な存在へと変化していった。

また、今やアイドルは歌手のみならず、グラビアや声優、アニメ、なども様々な場面で目にすることができる。

 

 

しかし、だ。どれだけ時が流れ、その形が変わっても、アイドルには決して失われることのない魅力がある。

その魅力とは、アイドルは『女の子の憧れで、夢である』ということだ。

 

 

 

 

 

 

 というわけで、本日紹介する作品はこちら

 

 

 

 

 

トラペジウム | 高山 一実 |本 | 通販 | Amazon

 

 

 

 

 

 

『トラぺジウム』です。

 

 

 

 

 

 

 

 

冒頭の段落をブログの最初に持ってきましたが、気づかれたでしょうか?

 

 

この作品は2018年11月に刊行され、今年の4月に単行本化された、別に新しくもない小説作品です。2019年上半期にはベストセラーランキングでは3位にランクインし、平成生まれのみを対象としたものでは1位を獲得した、名実ともにゆとり平成世代が最も読んだ本とのことです。ちなみに2位は前田祐二さんの『メモの魔力』*2で、3位は『生田絵梨花写真集「インターミッション」』でした。

何とこの作品、現役アイドルである乃木坂48の高山一実さんが書き上げたものなんですよね。私自身、アマチュア感のある作品は手に取らないようにしているのですが、『アイドルとして成功を収めた人間描く、アイドルストーリー』というものに好奇心を抱いてしまいました。

 

 

 

 

あらすじ

 高校一年生の東ゆうは「絶対にアイドルになる」ため、己に4箇条を課して高校生活を送っていた。「SNSはやらない」「学校では目立たない」「彼氏は作らない」「東西南北の美少女を仲間にする」……? 努力の末、”輝く星たち” を仲間にした東が、高校生活をかけて追いかけた夢の結末とは。

 

 

感想

 

それでは、完走した感想ですが……、

 

 

 

 

面白かったです。少なくとも途中で音を上げることはありませんでした。

特に主人公が頑なにオーディションを受けずに、バズって芸能界入りを目指している様子は、この筆者にしか書けない話だと思いました。自分に課したルールと、その動機に関して描いているシーンは「なるほど」と納得しましたし、何より主人公がいわゆる信用できない語り手なので、続きが気になってページをめくる手が止まりませんでした。

かといって特別評価が高いということもないです。行動力に優れている主人公、東ゆうが仲間を集めるために東奔西走したのはいいですが、せっかく4章使って集めた仲間の深掘りが甘いな~という感じでした。主人公の描写に注力した分、仕方がないのかなとは思いましたが。幼馴染で依存がやばかったり、過去にトラウマがあったりしたらよかったのにね。

 

それでも筆者が彼女だから、という点で感じる話の奥行きは流石でした。

『自分という存在を嘘のベールで包むのか、それともはぎ取るのか。無数の選択を毎日のようにせまられる』

 という分析をしつつも、

『初めてアイドルを見た時思ったの。人間って光るんだって。』

と、憧れを覗かせる発言をしている。楽ではないけど、それでも惹かれる。やっぱり本質ってことなんだよね。

 

と、まあこれ以上書くとネタバレにもなってしまうので、ここらで『トラぺジウム』の評価を付けてみたいと思います。

 

 

 

ストーリー:★★☆☆☆

登場人物 :★★★☆☆

展開   :★★★☆☆

 

 

 

 

まずストーリーから、この評価にした理由ですが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

次に登場人物の評価の理由ですが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ………………………………………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

最後に展開について……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!????????????????????????????????

 

 

 

 

 

 

 
最後に

というわけで虹ヶ咲本当に神アニメでしたね。みんなも是非見ましょう。

 

明日は健太が担当するそうです。

健太、よろしくの~?

 

 

 

 

 

 

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*1:そんなことはない。

*2:多分、実用書。