百合漫画紹介怒涛の19連発

これは910productionアドカレ9日目の記事です。

 

こんにちはこんにちは。146Bです。1回生です。"""新入生"""です。これで「いしむー」と読ませるようにしていますが、だいたいの人は「いちよんろくびー」と読みます。残当

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS ANIMATION PROJECT 02 Memories

これは私を百合沼への初めの1歩となったLOVE LAICA 

 

さて百合について語ります。以下その目次。

 

 

はしがき

「大学に来てから漫画しか読んでねええ!!!!!百合漫画が大半を占めている!!!!!!語りたい!!!!!!」という思いからこの記事を書くことにしました。たくさんあるので紹介するのにある程度の整理を付けようと思いましてぇ、はい、上のようなご分類で行く運びになりました。

 

これも一種の自己紹介!!!!!

 

いやぁ、何作品について語るんでしょうね、私。(19作品です)

 

私がコミック百合姫を購読してる関係で百合姫の作品が一番多くなりました。ですので三分割しています。コミック百合姫一迅社からの出版物です。

 

KADOKAWAからは電撃大王および電撃マオウからほとんどの百合作品がでていますが、分類するほど多くは読んでいなさそうなのでまとめています。

 

ほかの出版社からも良い作品が出ていますので、最後にそちらを紹介します。

 

あと丁寧語が面倒になってきました。やめます。

というわけで紹介!

 

1.百合姫(てん編集担当作品)

この編集者はマスターピースリエーターズメーカー。まじパねぇ。センスのいい作品が多い印象。

 

 『たとえとどかぬ糸だとしても』

あらすじ

ごくごく平凡な高校生、 鳴瀬ウタには、人には言えない秘密があった。 それは、実の兄のお嫁さんである薫瑠に恋をしていること。 決して実らない恋だけど、日々の営みが嬉しくて、 その一方で兄との新婚生活を見ていると胸が張り裂けそうで… 彼女は心を押し殺す。 そっと心に秘めた恋心が、目を覚まさないように――。

たとえとどかぬ糸だとしても: 1 (百合姫コミックス)
 

私を百合沼に叩き起こしたヤバい作品。なぜかマガポケで読める。というか百合姫作品なぜかマガポケで読める。調べてみると面白い。

さて、この作品のなにがすごいのか、響くのか。展開が主人公を追い詰めていくなかでの、その主人公の反応、これが良い。悲しさ、辛さ、虚しさ、恋が報われないことに対するさまざまな感情。

 

私が言えるのは、「主人公の悲鳴を聞け!!!」である。

 

第1話のたった開始数ページで沼に引き込まれること間違いなしの作品。

 

たとえとどかぬ糸だとしても - tMnR / 【第1話 (1)】 | マガジンポケット

とりあえずマガポケへのリンク。マガポケでなくても「ゆりひめ@ピクシブ」というのがあり、ピクシブでも読める。

 

 『ささやくように恋を唄う』

あらすじ

高校入学初日、新入生のひまりは新入生歓迎会で演奏したバンドのボーカル・依(より)に、 ひとめぼれという名の憧れを抱く。 校舎で出逢った依にそのことを伝えるひまりだったが、まっすぐに気持ちを伝える彼女に、 依はひとめぼれという名の恋心を抱いてしまい…… お互い好きだけど、どこか微妙にすれ違う、 ひとめぼれから始まる恋物語

化物。ここに最近の百合漫画のなかでもトップクラスの質を誇る作品。

 

まず表紙を見てくださいよ。画力たっっっっか!!!!!!

 

竹嶋えく先生は他にもイラストレーターの仕事をしており、*1本作でも遺憾なく発揮されている。

 

画力が高いとなにが起こるのか。漫画の演出力が高くなる。演出がすごいと話の面白さも2倍3倍。その話も面白いし、尊い。ハハハ。笑えてくる。

ここまで"好き"のすれ違いをうまく描くのか……嘆息。

 

2020年9月9日現在3巻まで刊行。話に一区切りがついた今、話の1つの盛り上がりを見せています。ぜひ読んでください。

 

『 私の百合はお仕事です』

あらすじ

白木陽芽は、誰からも愛されるように振る舞う高校1年生。 ある日、不注意によって通りすがりのカフェの店長・舞に怪我をさせてしまい、陽芽は代役として「カフェ・リーベ女学園」の店員になることに。そこはお嬢様学校の学生に扮した店員同士が、姉妹となり清らかに美しく給仕をするサロンだった。 陽芽はそこで一人の女生徒・美月を「お姉さま」と呼んでしまい・・・・・・

私の百合はお仕事です!: 1 (百合姫コミックス)

私の百合はお仕事です!: 1 (百合姫コミックス)

  • 作者:未幡
  • 発売日: 2017/06/16
  • メディア: Kindle
 

いろいろな人の話を聞く限り、1巻の内容って微妙ならしいね。わからなくはないけど。最初の方は共感性羞恥に耐えながら読むしかないからなあ。

 

それでいながら、2巻以降の人間関係の変遷を描出していくさまには目を見張るものがある。

感情の本音建前、感情表現の難しさなどが垣間見える1作。

同時に話の中の構図の使い方が上手く、似たような話の展開(たとえば過去の話と現在の話で)やキャラクターの立場を用いることで緊張感を高めていく技量には舌を巻く。

 

あとがきまで面白かったりと、百合姫の中でもなかなかの長めの連載作品になるのもうなずける。

せめて名前だけでも覚えていってください。

 

『 きたない君がいちばんかわいい』

あらすじ

瀬崎愛吏と花邑ひなこ。クラスではグループもカーストも違う彼女たちには、人には言えない秘密がある。放課後に化学実験室で行われる、目を塞ぎたくなるような情事。それは、愛と打算と性癖に満ち溢れた二人だけの儀式だった…

すでに表紙からただよう異常性癖臭。

 

余談から入ります。この作者まにおさんはてん編集にスカウトされたのは、一ノ瀬志希と二宮飛鳥の同人誌が発端だそうです*2。すごくないですか???

 

さて、本編。とはいえ私が語りたい部分は2020年9月9日現在、単行本に収録されていない部分だったりします。出落ちである。

とはいえなにも話さないわけにはいかない。焦らしていくことにする。話の構図的には可愛い女の子が可愛い女の子を虐待する話である。なにに鳥肌立つか。白い女の子(花邑ひなこ)は黒い女の子(瀬崎愛吏)からされるさまざまなことを喜んで受け入れていたりするところだ。その歪んだ構造が、来たる3巻で物語を高いレベルで盛り上げていく。内心では、コミック百合姫の現在の連載作品の中でもっとも楽しみな作品と思っている。はよ最新号でてこないかな。

 

 『行進子犬に恋文を』

あらすじ

舞台は近代、女性将校を育成する学校「陸軍女子幼年学校」。田舎から出てきた少女・犬童忍は、入学早々、高圧的な上級生・加賀美藤乃と出会う。高飛車な普段の態度とは裏腹に、時折犬童にだけ優しさを見せる加賀美。犬童はそんな加賀美の姿に心惹かれていくが……。

行進子犬に恋文を: 1 (百合姫コミックス)

行進子犬に恋文を: 1 (百合姫コミックス)

 

2020年9月末に最終巻が発売される作品。はぁ……完結してしまわれたか……良い作品でした。

 

軍服着た女の子は可愛い。女の子の反応も可愛い。そして物語自体も面白い。

主人公である犬童忍が幼年学校に通うことで変化しいていくところが見ものの本作であり、同時に先輩である加賀美藤乃に翻弄される姿を可愛らしく描いている。特殊な用語もあるが、それを面倒と感じさせないように配置されていて丁寧である。

 

完結することが発表された今、とくに話題になっている作品です。

 

『君と綴るうたかた』

あらすじ

人との接点を避けて生きている女子高生・星川雫は、隠して執筆していた小説をクラスメイトの朝香夏織に見られてしまう。
しかし、小説を読んだ夏織からは「次回作のために私と付き合おうよ」と逆に誘われてしまい……
物語を通してつながる少女二人の、甘く切ないひと夏だけの恋人ごっこ

未単行本化の作品。まあ、今年中には第一巻が発売されるでしょ。

透明感が高いなと感じる1作。現状、物語の深さを疑わせており今後が楽しみである。

設定からしてエモエモである。各話もエモい。読んだときに、言語化できない満足感がある作品。

 

2.百合姫(はつか編集担当作品)

この編集者さんもすごい人。『私に天使が舞い降りた!』というアニメ化された作品を担当していたりと強い!

『ロンリーガールに逆らえない』

あらすじ

桜井彩花は文武両道な優等生。しかし、本番に弱いという弱点から、高校受験では志望校には受からなかった。
事情を知る担任教師と「不登校の生徒・本田空を説得する代わりに、好きな進学先を推薦する」という秘密の約束をした彼女だったが、肝心の説得相手である空にその約束がバレてしまう。空は「毎日一つお願いを聞いてくれたら、黙って学校に来てあげる」と言い、突然彩花にキスをして…。

うかつな委員長とアンニュイ問題児、二人の秘密な青春ラブコメディ!

王道と言えば王道......???

良い作品ですよ。こう、むず痒くて。

お願いがキス一辺倒ってわけではないし、百合のラブコメ(最近はガルコメというのかな)って感じで。2巻に収録されるであろう内容に好きな話が多いので、10月の発売が楽しみです。

 

 『ゆりづくしの教室で』

あらすじ

とある女子校の2年1組、このクラスには百合しか咲かない!?
30人の個性豊かなJKたちをながめる学園オムニバス、ゆりづくしな日常をお楽しみに!

この項を書こうとして気づいたんだけど、オムニバス形式の作品をレビューするのは難しい。というのも、特筆して言えることが一個一個のストーリーが強いと強調するくらいしかないからだ。

さて、どうしたものか。

 

一個一個のストーリーが強いです!!!!(開き直り)

 

軸となる百合カプがあるわけではないし、一つ一つが等しく強い。連載で読んでいて、毎話のクオリティが高いのには驚く。飽きが来ないし。

 

『踊り場にスカートが鳴る』

あらすじ

桜ヶ森高校・社交ダンス部2年の春間ききは、姉のようなパートナー(女役)に憧れつつも、身長が高い自分に「合う役」であるリーダー(男役)を続けていた。

ある日、パートナーから突然ペアの解消を告げられたききは、1年生の鳥羽見みちるに「パートナーになってほしい」と持ちかける。しかし、小柄で華奢なみちるは「私はリーダーしかやらない」と一蹴。

ペアも決まらず、部活に行く気になれないききは、放課後一人で「やりたい役」であるパートナーとしてのダンスを踊る。それを見たみちるは、ききの手を取り、そのまま一緒に踊り出し…。

「社交ダンス」を通じて自分を見出す、少女たちの葛藤と青春の物語。

まだ1話しかないけど選抜。今後への期待を込めて、人の目に触れるように......

何度も見返したくなるような、綺麗なワンシーンを漫画に上手く収めていたのを高く評価します。隔月連載なので、今年中には単行本は出ないだろうなあ。

 

私の推しは悪役令嬢。』*3

あらすじ

乙女ゲーム「Revolution」の世界に、ヒロインのレイ=テイラーとして転生した社畜OL・大橋零。
そんな彼女の推しは攻略対象の王子たち…ではなく、悪役令嬢・クレア=フランソワだった!

小説家になろう」で大人気のガールズノベルをコミカライズ!
推し一筋、激動のラブコメ・ファンタジー開幕!

これだよこれ!!!!

 

失礼、少し取り乱していしまいました。

 

この作品が連載開始するとき、これともう一つゲームのコミカライズが始まったりしていたので、コミック百合姫もコミカライズを連載するんだなあと驚いたりしました。

 

現状はなろう作品らしいというか、主人公に適度な特別感があっていいですね。その一方で主人公が悪役令嬢のことが好きで、いじめられても喜んだり、上手く返して直接的なスキンシップを取ろうとしたり(それが嫌がられるまでワンセット)。

1巻が発売したら伸びそうだなあ。

 

この作品、前述の通り2020年9月現在に単行本化されていないのだが、驚くべきことに韓国語訳が決定。これは原作人気が韓国の方が高いのが主な要因ですね。

日本でも紙で原作小説を売ればいいのに。

 

1巻が発売されたら紙で買って布教してやるからな!!!!ぜひに注目し続けていきたい作品です。

 

3.百合姫(その他)

上にあげた作品で多私が読んでよかったと思う百合姫の作品のほとんどを上げ切ってしまった。が、その他の編集さんの担当作品にも有名な作品*4は多い。その中で私が好きな1作を紹介します。

 

 『きみが死ぬまで恋をしたい』

あらすじ

戦争用兵器として育てられる少女たちの、生と死と恋。
身寄りのない子供を受け入れ、戦争用兵器として育てる機関に通う14才のシーナは、魔法で人殺しができるよう日々訓練をしている。本当は戦争になんか行きたくない、人なんか傷つけたくない…、そんな彼女が出会ったのは、不死の秘密兵器と噂される小柄な少女ミミだった。

はぁ......しんど。展開がしんどい。3巻まで読んだときの衝撃は凄まじい。

 

余談。この作品の編集さんはフリーランスの編集さんらしいです。編集たまださん、名前覚えましたよ。

 

儚い百合。本当に儚い。画風からして綺麗で透明度が高く、目を離した好きに透けて消えてしまいそうな印象すら受ける。

あらすじを読めばわかる通り、登場人物の多くは死と隣り合わせで過ごしています。それぞれのキャラクターたちがどのように戦争と向き合っていくのかが丁寧に描かれていると思います。と同時に百合作品としての側面もレベルが高く、関係性の動きも美しいです。

 

第3巻直後のストーリーが今月末にゆりひめ@ピクシブで更新されると発表されていて、追いつくなら今という作品。次に読む作品の選択肢にどうぞ。

 

4.KADOKAWAからの作品

KADOKAWAからの百合作品の代表格といえば『やがて君になる』でしょう。この作品に関しては述べるのはあらゆる要素が高水準で百合に親しくない人にも躊躇いなく勧められる1作であるとだけして、ほかの作品の方に重点を置いて紹介します。

 

『雨でも晴れでも』*5

あらすじ

雨でも晴れでも、雪の降る日も――ほかの誰よりあなたといたい。

神社の娘で方言がコンプレックスな山田 美古都と、
仏頂面で周囲から恐れられる生徒会役員、猫崎 蓮。
全寮制の女子校”有頂天高校”で出会った彼女たちは、
毎日のように放課後をふたりで過ごしている。

ふたりの共通点は、ほかに友達がいないこと。
そしてお互いのことだけを、特別な友達だと考えていること。

「猫崎さんがわたしを見つけてくれた時ーー世界に色がついたんよ」
巫女装束だって関西弁だって、美古都さんの全部全部…かわいいって思ってたわ…」

恋する女の子は可愛い!!

 

現状『とどつま』(脚注5を参照のこと)との差別化は特にないようにも感じます。まあ、しっとりめに行くという話ですから、2巻以降に何か動きがあるでしょう。

 

ハイテンションでギャグっぽくて、そして女の子の恋愛をこちらをドキドキさせてくれる描きかたをしている作品。そして、これは百合作品ではしっとりした恋愛を描いたものが多いなかで、この作品はまだ明るい部類に位置する。

 

『とどつま』では描かれることがついぞなかった物語たちが、移籍した先である今作でどのように描かれるのか、期待できる作品です。『とどつま』を知る方も、そうでない方も、気にして欲しい作品です。

 

『熱帯魚は雪に焦がれる』

あるすじ

都会の高校から、海辺の田舎町にある七浜高校へ転校してきた小夏は、
周囲にうまくなじめずにいた。
そんなとき、七浜高校水族館部のひとり部員である小雪と出会う。
お互いが抱える寂しさに惹かれ合ったふたりは――?

はあ、美しや美しや。

 

各場所でセンスが光る作品。綺麗なコマが多いんだ、これ。

 

形容し難いな。女の子の周りを魚が浮遊しているようなコマがあったり、水に満たされた空間にいるときのキラメキだったりが美しい。

 

物語的な面白さでいえば、女の子たちが「寂しさ」と、どう向き合っていくかって感じなのかな。ざっくりといえば。学生としての時間の流れで人間関係が変わっていく、それに伴う感情の機微を丁寧に描いている。

 

評価の高い一作です。

 

『あの娘にキスと白百合を』

あらすじ

品行方正、成績優秀の秀才少女・白峰あやかは、中等部から高等部に進学。 『今までと同じ自分』であり続ける……はずだった!? 天才少女・黒沢ゆりねとの出会いから、彼女の世界は一変する…?! 白峰と黒沢の物語から、全てが動きだす。 従姉妹と先輩、同級生と後輩、そして教師まで…。 少女たちの数だけ、物語は存在する――…。

今回の記事の中で、最終巻がすでに刊行されているのはこの作品だけ。今でもファンがいる名作。

 

上にあげたオムニバス形式百合と違う点をあげれば、中心となるカプがあることかな。黒白コンビ。

一つ一つのカプの物語は1話完結ではなくそこそこの長さがある。そして一つ一つのストーリーにまとまりがあり、完成度も高い。

 

この作品読んでいる人が他にいたら、どのカプが好きか語りたいなあ……

 

複数の物語を1つのタイトルで描きながら、中心となるカプを軸にすることで、このタイトルの中でも一貫性があり、最終話まで含めてみるとスッキリしている。読後の満足感も高い。

 

この作品の作者さんが今年に新作を発表したため、今一度注目されている作品です。

 

『合格のための! やさしい三角関係入門』

あらすじ

元バスケ部の中学3年生・真幸は、憧れの先輩・あきらが進学した桜智高校を目指して勉強中。
けれどテストのたびに赤点で涙を流す彼女にとって、進学校の桜智に合格するのは夢のまた夢。
その様子を見かねた真幸の母は、知人の娘だという桜智の学生・凛を真幸の家庭教師として家に呼ぶ。
真幸と凛はすぐに意気投合するが、実は真幸が憧れるあきらと凛には関係があって……!?

はい、上で述べた作者さんの新作です。

 

まあ、この作品は百合Vtuber“いちのかアウ”さんが動画で紹介したりもしたので、そちらも参照するのも良いでしょう。このツイート。読むレッドブルとか、正三角形の三角関係とか、面白い語彙に溢れている。

 

私なりのこの作品の面白いところを紹介。この百合作品、今年のオリジナル百合作品の中でもトップクラスの面白さを誇っている。

上で述べたような三角関係の構成に1巻が当てられていて、それにはヒヤヒヤするわけで。

 

私が注目しているのは赤い女の子。彼女は白い女の子を好きになるわけなんですが、白い女の子は黒い女の子のことを好きになるわけ(一方で、黒い女の子は赤い女の子のことがすき。ドロドロやん)。

赤い女の子にとって黒い女の子は直接の後輩に当たるわけだが、さて色々あって自分の好きな女の子が別の子のことを恋したりすれなどうなるでしょう。脳が破壊されます。その様子、見ていてそそるものがあるわね。

 

やさしいってつくやつに信用はあるのか?数学の問題集「やさしい理系数学」はまったくもってやさしくないことで有名だし、美術解剖学書で有名なルーミスの「やさしい人物画」もやさしくない。

 

閑話休題

 

他にも、この作品の読者はその黒い女の子の天使さを可愛がったりしていてキャラクター的にも映えている作品。

 

今後伸びていくこと間違いなし。展開に予測もつかない面白い作品です。

 

『転生王女と天才令嬢の魔法革命』*6

あらすじ

異世界に転生し、前世の知識を活用した独自の技術「魔学」を編み出した破天荒王女アニスフィア。
魔学で作った箒のある日の飛行テスト中に、あらゆる魔法を使いこなす天才令嬢ユフィリアが、婚約破棄をされている場面に遭遇し――。
「さて行こうか、私が攫ってあげる!」
2人の出会いから始まる、次世代異世界百合ファンタジー開幕!

ニコニコ静画で1話を読むことができたので触れてみたら面白かったので紹介。コミックウォーカーでも読めるはず。

 

最近、百合ラノベ増えてきたなあ。ここでは紹介していないけど、『処刑少女の生きる道』とかも百合ラノベの一種だし、みかみてれん先生は商業デビューを果たすし。

 

パッと1話を読んでみて欲しい。どうせコミカライズのほうで読めるのはまだ1話だけだし。

 

というわけでリンク。

転生王女と天才令嬢の魔法革命 / 南高春告(漫画) 鴉ぴえろ(原作) きさらぎゆり(キャラクターデザイン) おすすめ無料漫画 - ニコニコ漫画

転生王女と天才令嬢の魔法革命 無料漫画詳細 - 無料コミック ComicWalker

 

そうだそうだ。コミカライズ担当の南高春告さんは同人誌活動でデレマスやシャニマスの二次創作をなさっている方だ。

 

ファンタジー要素と百合要素をうまく絡めた作品。

 

5.その他の出版社の作品

百合作品はやはり一迅社コミック百合姫)の作品が一番多く、次にKADOKAWAが来る印象が強いです。しかしながら、他の出版社からも有名な作品は多いです。

芳文社からの作品、俗にいうきらら作品をここでは省いています。日常系の作品になかにも百合が散見されますが、ここでは扱いません。

 

『できそこないの姫君たち』

あらすじ

容姿端麗で校内の人気者の藤白七姫。
同じクラスの地味な黒川奏。

誰よりも可愛くありたいと思う藤白にとって、
垢抜けなくてみっともない黒川は目障りな存在だった。
一方、黒川も幼少期のトラウマから
藤白タイプの女子に苦手意識を持っていて…。

そんなある日、藤白の付き合っていた彼氏の
二股が発覚してしまい…!?

友達未満から始まるガールズラブストーリー!

最近の私のイチオシ作品。

 

人間関係におけるそれぞれの心情描写が丁寧。これは友好関係においても、恋愛関係においてもそうである。

 

それとギャルの女の子がいい子なんだ。それに地味に描かれる女の子もまた、酷いなと思わせる行動がなく好感が持てる。

 

そしてこの作品のもっともすごいところは、その友情と恋愛感情の絡め方。女の子同士の関係を描くのが中心にくる百合ならではの作品。

 

これの面白さを上手く言語化できないが、読めばわかる面白さと私は信じているため、百合が好きな人にぜひお勧めしたい。

 

『付き合ってあげてもいいかな』

あらすじ

私に、彼女ができました。

超モテるのに「好きな人と両想いになったことがない」パッと見いい女のみわ。
大学入学を機に軽音サークルに入り、
絶対友達にならないタイプ!と思ったお調子者の冴子と急接近。
なんだかちょっと新しい扉が開いちゃう感じ…?

「せっかくだからあたしたち、付き合ってみない?」

軽音サークルの仲間たちと織りなす、ホンネの女子大生ガールズラブ!!

付き合ってあげてもいいかな|裏サンデー

 

最近の展開を見ているとねぇ、ドロドロ。いやぁ、ドロドロ。

 

上の方で百合作品の多くは一迅社KADOKAWAからの出版であると述べたが、実際次に強い作品を送り出しているのは小学館だったりする。この作品だけでなく『はなにあらし』も小学館からだし。

 

さて、本作の紹介。

 

女の子の恋愛感情を繊細に描く。そしてセリフに込められた言葉は深く、ハイコンテクストな作品である。

個人的には百合作品としての良さよりも、恋愛漫画としての質の高さが目立つ作品ともいえる。

 

読めば満足できる作品なのでオススメだ。

 

『上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花』

あらすじ

二十歳の大学生・上伊那ぼたんは酔うと少し大胆になってドキッとする一言を…? これが令和の"読むアルコール"。 上伊那ぼたんに酔いしれましょ。

おい!!!

あの塀先生やぞ!!

あのシャニマスの二次創作のアレコレやを描きあげた塀先生やぞ!!

あのデレマスの二次創作のソレアレを描いた塀先生の漫画やぞ!!

 

このテンション維持して本作を紹介していくかー。

 

まず、女の子が可愛い!!

可愛いは正義。これは世界の真理。

 

次に服のセンスがいい!!

幕間に載っている服のデザインの意図はなるほどなとなる。いや私にはよくわからんが。

 

そして女の子が美味しそうに酒を飲む!!

私は未成年だしお酒飲まないし飲まないしなのでさっぱりそこら辺わからんが可愛い子たちが美味しそうに酒を飲んでいることはわかる。

 

そして百合!!

各場所で女の子同士の関係が見えるのでよさ!!

 

はあ満腹。

 

Twitterで追っていると、どうやら最近の展開もなかなか良いらしく、完成度も高い。

 

良いぞ。

 

あとがき

はあ、語った。そして自分の語彙の限界を知った。

とりあえず自己紹介も兼ねて私は百合が好きだとアピールするつもりの記事でした。

 

それはそれとして百合作品はマジでいいぞ!!!!!

 

それと今回、作品を集めながら感じたことに、何年ゆり作品の市場が広くなっていると感じる。百合ラノベも最近は盛り上がりの兆しを見せている。ワクワクするね。

 

さて、以上が私の言いたいことでした。

明日、10日目の記事は黄リンさんです。楽しみですね。

 

ではでは。

*1:例えば『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ! (※ムリじゃなかった!?)』


*2:参照:てん on Twitter: "これ読んでまにお先生に声かけたんですよね。懐かしい……… "

*3:なろう原作のコミカライズ。その小説ちょっと面白いので読んでみて。以下は「小説家になろう」でのこの作品へのリンク

https://ncode.syosetu.com/n8792em/

書籍化はしているんだけど、Kindle版しかないのが玉に瑕。以下はKindle版へのリンク

私の推しは悪役令嬢。【Kindle限定特典あり】 (GL文庫)

*4:たとえば、てふ編集は現在の『ゆるゆり』を担当しており、ほかにも洲崎綾さんがTwittwer上で読んでいると言及した『2DK、Gペン、目覚まし時計。』『ハロー、メランコリック』(リンク先はその洲崎綾さんのツイートになります)やアニメ化した『立花館To Lieあんぐる』があります。すごいな。私が読んでいないだけで。

*5:この作品は少年画報社で出版されていた『とどのつまりの有頂天』がKADOKAWAに移籍した作品です

とどのつまりの有頂天(1) (ヤングキングコミックス)

*6:なろう原作のコミカライズです。以下は「小説家になろう」でのこの作品へのリンクです。

https://ncode.syosetu.com/n8558fh/

書籍化もされています。以下はその作品へのAmazonへのリンクです。

転生王女と天才令嬢の魔法革命 (富士見ファンタジア文庫)