こんにちは。2回生のフカです。
突然ですが皆さん、ポケットモンスター ソード・シールド遊んでらっしゃいますでしょうか。ポケモンを遊んだことがある方なら誰しも、好きなポケモンが1匹や2匹、もしくはそれ以上存在していることでしょう。ちなみに僕の好きなポケモンはシャンデラとウツロイドです。
かわい~~~~~~~~~~~~~~~~~
好きなポケモン達に対する愛情表現は多種多様で、例えば出現率1/512~1/4096の色違いを手に入れたり、たくさんのリボンをつけてあげたり…。
↑色違いゾロアに付けられるすべてのリボンを付けまくる凄い動画。ぜひ見ましょう。
そんな中で多くの人が思うであろうこと、それは
「好きなポケモンを対戦で活躍させたい!!!!!!!!!!!!!」
これです。やはりポケモンというゲームの根幹をなすのが対戦要素である以上、このような願望が生まれるのは必定でしょう。しかし、ポケモンによっては対戦に向かない性能をしていたり、完全な上位互換が存在したり、環境にあっていなかったりとこの願いをかなえるのはなかなかの難題になってしまいます。
やっぱり強いポケモン使うしかないのか…...
…………ん?
あ!!!!!!!!
好きなポケモンが最強の環境を自分たちで作ればいいじゃん!!!!!!!!!!
ということで環境を作っていきます。
この記事は910production Advent Calendar 2021の9/13の記事です。
注1:この記事では種族値や努力値といった非公式用語を用います。
注2:6種のステータスに対応するアルファベットとして、H(HP)・A(攻撃)・B(防御)・C(特攻)・D(特防)・S(素早さ)を用います。
注3:今更ですが、ポケモンをプレイしたことのない方にとってはなんのこっちゃ分からない内容になっています。本当にごめんなさい。
では早速
- 誰を環境最強にするのか
シャンデラもウツロイドも環境でそこそこ見る強いポケモンなので、今回は僕が3番目に好きなグレイシアを中心に据えて環境考察を行っていきたいと思います。
- どのようなルールを想定するのか
・環境に存在するポケモンは6匹のみ
・ダイマックス無し
・ポケモン・道具の重複無し
・進化の輝石は使用不可
・グレイシア1強ではなく、あくまでグレイシア最強。6体の実力はある程度均等にすること
このような条件のもと、グレイシアを最強に仕立て上げたいと思います。
また、今回は高校同期で唯一剣盾ランクマの魔境に身を置いているK君に協力してもらい、2人で環境を作っていきます。マジで感謝…
ではK君との3時間の通話の果てに採用された5匹を紹介していきます。
環境ポケモン紹介
水草炎の基本の三すくみの水枠。水タイプはグレイシアのフリーズドライにより弱点を突くことができるので、これでワンパンできるポケモンを考えた。ゴルダックは素早さ種族値85にあわせて特性のすいすいがあることからグレイシアに比べて早すぎるということでキングラーが採用された。アームハンマーや岩雪崩といったグレイシアの弱点を突く技を持っているが、なぜか110もあるグレイシアの防御種族値のおかげで余裕をもって耐えることができる。グレイシアより素早さ種族値が少し高いことで相性関係の逆転の可能性を秘めている点がグッド。
マルヤクデ
炎枠。キングラーに弱くするため、キングラーより遅い物理型のポケモンを探していたところ、アローラガラガラ、ガオガエン、マルヤクデ、ブースターが該当。前2匹は強すぎる、ブースターだとブイズ被りが発生して面白くないという理由から却下されマルヤクデが採用された。パワーウィップによりキングラーとの相性関係が逆転しそうな気もするが気にしない方向でいく。ちなみにグレイシアでは殆ど勝てない(H4マルヤクデに対するC特化眼鏡破壊光線は乱数25%でワンパン)。
タルップル
草枠。キングラーに強く出られる特殊主体のポケモンであること、専用技のりんごさんが優秀で独特の役割を持てることが採用理由。ドラゴンタイプ複合のため炎では弱点がつけず一時は採用が見送られたが、マルヤクデが虫タイプ複合であることを思い出し採用。高い耐久や特性の厚い脂肪によりグレイシアの4倍弱点氷技も結構余裕で耐えてくる。この環境で一番素早さの低いポケモンであり、最遅をとればジャイロボールをグレイシアに刺せる(のかもしれない)。
現状草タイプの肩身が狭いということで地面枠での採用。当初は壁張りやトリックルーム展開といった動きのできるネンドールを採用しようとしていたが、「グレイシアより早いしパワフルメテビやばくね?」という話になり没になった。ちなみにこの記事を書いている途中で調べたところネンドールはメテオビームを覚えず、あやふやな知識で判断するのではなくポケ徹をしっかり確認することの大切さを教えてくれた。また一つ賢くなったね。そんなこんなで「いい感じに強そう」という適当な理由で採用された不憫なゴルーグ君である。
当初この枠はグレイシアとの相性が五分五分になる電気タイプで検討していたが、他4匹を見たところ電気タイプでは役割が薄いこと、マルヤクデを止めるのが難しいことが問題となった。そこでグレイシアにそこまで弱くなく、マルヤクデ・キングラー・ゴルーグの物理アタッカー3体を受け切れるポケモンとしてバルジーナを採用した。こいつだけランクマッチでも見かけるポケモンのような気もするが種族値的にはそこまで高いわけでもないので大丈夫だろう。多分。
そんなこんなで以上5匹にグレイシアを加えて環境が完成しました。
続いて実際に対戦してみて、本当にグレイシアが最強の環境になっているのか検証していきたいと思います。対戦相手は一緒に環境を作ったK君です。
6350ルール(Lv.50に統一された6匹の見せあいから3匹を選んで選出するルール)ということで、僕が選んだのは以下の3匹になります。
パーティー紹介
〇バルジーナ@タラプの実
性格:穏やか(D↑A↓) 特性:はとむね
努力値:H252 B84 D172
技構成:イカサマ・羽休め・毒毒・鉄壁
グレイシアからのダメージを抑えるために性格補正は特防にかけた
防御方面は意地っ張り鉢巻マルヤクデの炎の鞭を確定で2耐えするラインまで
はとむねで採用することで炎の鞭によるBダウンを無効化
タラプによるDアップによりグレイシアのC特化フリドラは2耐え出来る
〇マルヤクデ@雪玉
性格:意地っ張り(A↑C↓) 特性:貰い火
努力値:H4 A172 B244 D4 S84
技構成;炎の鞭・とぐろを巻く・吸血・叩き落とす
バルジーナがグレイシアと対面した時の引き先その1
Sは無振りキングラー+1
グレイシアの氷技を受けて雪玉でA+1、グレイシアが引いてくるタイミングでとぐろを積んで相手のサイクルを崩壊させるのが役割
Bに厚く振ることでキングラーに(少し)強くなる
炎の鞭の追加効果で相手の防御を1段階下降させるため、安易な受けを成立させない
〇グレイシア@突撃チョッキ
性格:控え目(C↑A↓) 特性:ゆきがくれ
努力値:H124 C252 S132
バルジーナがグレイシアと対面したときの引き先その2
Sは無振りバルジーナ抜き抜き調整
Cは特化
H残り
バルジーナは基本的にグレイシア以外には不利をとることがなく、環境全体として火力が低いため受けが成立しやすいと考え採用しました。裏の二体をグレイシアに厚くすることで、初手にバルジーナを置けばどの対面でもサイクルを安定させられると思います。また、アタッカーの3/4が物理であることから、マルヤクデのとぐろを巻くによるBアップが有効に働くはずです(相手が物理アタッカーを採用していない場合でもバルジーナのイカサマのダメージを抑えられるという利点アリ)。
実際に対戦してみた
対戦よろしくお願いします。
いきなりバルジーナミラー。最悪。
安易に毒毒を打ったら挑発を食らいました。非常にまずい。
焦ってグレイシアに引いたら毒を入れられ、マジで後手後手に回って良くない。
相手のマルヤクデ引きに合わせてバルジーナを出し、鉄壁を積んだらまさかの特殊マルヤクデ。意味が分からん。
燃えたし。
毒を入れたら身代わりを張られ、イカサマで削っていたら眠りだしました。なんなんだこいつ。
次の眠りに合わせてこちらはバルジーナをマルヤクデにバック。
相手のヤクデが寝ててくれたのでとぐろを積み積み。
途中でバルジーナに毒を入れられたものの、A+2吸血が相手のマルヤクデに約半分入ったことで状況がだいぶこちらに傾いてきました。
は????
相手の熱湯が急所に当たりマルヤクデ同士の1-1交換になりました。
今すぐ急所をなくせゲーフリ。
死に出しから出てきたのがこちらがグレイシア、相手はバルジーナ。
冷凍ビームを打ったところ、相手はタルップル交代。
ヤチェの実を食べられました。
こおりました。やったね!!
そのままタルップルを突破しました。
相手の残りがバルジーナ一体、こちらが火傷したバルジーナと毒を入れられたグレイシアに。
相手の打点が乏しいため、交代で時間稼げばTOD(Time Over Death:時間切れによる判定勝負のこと)が狙えることが発覚。
そうと決まれば実践行きましょう。
…ぐるぐる
…ぐるぐるぐるぐる
お!!!!!!!!
これでラスト適当に選んで勝ちですね。やったー!!!!!
嬉しかったのでプロコンを持ったまま手を上に挙げようとしたところ、机に激突。
痛ぇ……
ん?
あれ?
あ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
負けました。
やっちまった…………
机に当たったときにボタンを押してしまったみたいですね。
慢心、ダメ、絶対。
おわりに
バルジーナ強すぎ。理論上他5匹を全て見ることができ、間違いなくこいつがTier1ポケモンでしょう。次点がマルヤクデ、グレイシアは3番手といったところでしょうか。なんとなくバルジーナがランクマ環境でも採用される理由の一端が分かったような気がします。今回は残念ながらグレイシア最強環境をつくることはできませんでしたが、普段は使わないようなポケモンについて考察してダメージ計算を回すのはかなり面白かったです。ぜひ皆さんも好きなポケモンが活躍できるような環境を考察してみてはいかがでしょうか。
明日はあすぱらさんです。
ここで一句
みんなもポケモン、愛でるんじゃぞ~