欠落

こんにちは。三度目の登場となるカズラです。

 

今日はお題(2018年の抱負)など無視をして、アイドルマスターシンデレラガールズの話をしようと思います。

 

しかしそれは一度置いといて、

「ミロのヴィーナス」はご存知ですか?(ヴィーナ洲崎ではありません)

 

ミロのヴィーナス - Wikipedia

 

女神アフロディーテを象ったとされる石造は、現在ルーヴル美術館に展示されており、世界中の人々を魅了しています。イマイチ私にはピンときませんが。

しかし彼女には両腕がありません。肩にかなり近い位置からないため、欠ける前にどんな形であったかさえわからないのです。

 

ですが、それでいいのです。彼女が両腕を有していない、そのことにより鑑賞者はいかなる形の腕を妄想で補うことが可能になります。

おそらく、鑑賞者として最も想像しやすいのは、自身の思う最も自然な形でしょう。その形はきっと人それぞれなはずです。したがって、何か一つの形に嵌ってしまえば、違和感を持つ人が出てきてもおかしくはないでしょう。

と、私の使っていた現代文の教科書に掲載されていました。

 

このように、あえて何かが欠けていることで良い結果を生み出す場合が現実にはいくつかあります。

 

シンデレラガールズの声なしアイドルたちだってそうではないか、と私は考えます。

 

皆さんご存知の通り、シンデレラガールズの声付きアイドルは増えたとはいえ、未だに半分以上は声が付いていません。私の担当の一人である真鍋いつきや、最近気になっている(スパロボコラボでブラックホールに飲み込まれた)大原みちるにも声が付いていません。

 

私は、これでいいんだ、と思います。私の中ではいつの間にか、いつきの声はこんな感じだろうな、と感じています。もちろん、声が付けば万々歳です。しかし、もしかするとイメージと少し異なる声質の声優さんが声を担当することになるかもしれません。さらに、私の感じているいつきの声は、他のあるいつきPにとっては違和感のある声かもしれません。

だから、今、それぞれのPの心の中で、勝手にアイドル達がアテレコしてくれている状態は、思っているよりも素敵なことなのかもしれません。

 

このような怪文に付き合っていただきありがとうございました。明日は七草がゆを食べましょう。

 

@_kazuraP 

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