アイマスに吹くK-POPの風

こんにちは、にんじんです。

 

今回本当は「守口市駅周辺が聖蹟桜ヶ丘シャニマスの聖地)にめちゃくちゃ似ている」という話を書こうと思っていたのですが結局忙しくて守口市駅まで行く暇がないので、別のテーマで書くことにしました。守口市駅の話は次回のアドカレがあれば書きます。

 

今回のテーマは、「アイマスK-POPっぽい曲集」です。

 

最近K-POPがめちゃくちゃ流行っているのをご存知でしょうか?K-POPはまあ昔から流行ってはいたのですが、ここ数年でまた爆発的ブームが来ているように思います。今年(第73回)の紅白歌合戦にはなんとTWICE、IVE、LE SSERAFIMと3組ものK-POPアイドルが出演するというので驚きです。

 

そんな中、近年のアイマスにもK-POPの風が吹き始めています。今回はその「K-POP風(かぜ)」を深堀りしていこうと思います。

 

※注意!!!!※

どや顔でK-POPについて語っておりますが、著者はK-POPについてはにわかにも至らないレベルのド素人です。せいぜいTikTokで死ぬほどK-POPソングが回ってくるのを聞いて微妙に知識がついちゃった程度です。ご了承ください。

 

 

1.K-POPの特徴

まずそもそもなぜ「アイマスK-POPっぽい曲が増えたよね」と言えるのか?K-POPの特徴をとてもざっくり紹介していこうと思います。

 

①ダンスがすごい

これがまずなんといってもK-POPの最大の特徴だと思います。ダンスのクオリティが本当に桁違いです。

そしてサビなどにとても印象的なダンスが取り入れられており、それが若者に真似されて人気になる、というのも特徴の一つです。最近の流行を追えていない人でも、少女時代やKARAが日本で流行っていた時期を思い出してもらえれば分かると思います。

 

②重低音がすごい

これはすべての曲に当てはまるわけではないのですが、だいたい重低音がすごい曲が多いです。日本のアイドルソングではなかなか見かけませんよね。

 

③ラップが入りがち

これも韓流ならではの特徴です。私はあまり詳しくないのですが、友人やインターネッツによると韓国語はとにかくラップに向いているらしいです。メンバーに「ラッパー担当」が存在するようなグループもあるようです。

 

④衣装がすごい

K-POPは音楽だけではなくファッションも牽引する存在になっています。K-POPアイドル達の服装が若者のトレンドを形作っていると言っても過言ではないでしょう。

韓流ファッションについては以前に書いたこちらの記事でサラッと触れていますので、気になる方はぜひ見てみてください。

 

⑤メロディラインが言葉尻で上がったり下がったりする

急に具体的になってしまってすみません。これについては私も上手く言語化できないのですが、例えばTWICEの「TT」のサビの「ナムヘ⤵ ナムヘ⤵」のところを聴いてもらえればなんとなく分かるかな?と思います。

とにかく、J-POPではあまり聴かないような独特なメロディラインがあるんですよね。勝手な推測ですが、多分韓国語と日本語の発音の特徴の差によるのかな?と思ってます。言語に強い人いたら教えてください。

 

⑤イントロなどでユニット名を言いがち

これもかなりK-POP特有の文化(?)だと思います。特にBLACKPINKは「BLACKPINK!」とか「BLACKPINK in your area~」とかめちゃくちゃよく言ってる印象があります。

 

2.K-POP感のあるアイマス

以上にあげたような特徴を持った曲、MV、ユニットがだんだんアイマスに登場しつつあります。この項では私が「K-POPっぽいな~」と思うアイマス曲を挙げていきます。

 

もちろん一口にK-POPと言っても様々な曲調のものがあります。ここではポップな感じの曲調のものとカッコイイ系の曲調のもの、大きくこの2つに分けて紹介していこうと思います。

 

かわいい、ポップな感じの曲

・Brand New!(デレマス)

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こちらはデレの2020年のボイスアイドルオーディション企画で上位に入った辻野あかり、砂塚あきら、桐生つかさの3人による楽曲です。

3人中2人が2019年に実装された新アイドルであり、その新アイドルが全体的に「今っぽさ」を追求したキャラクターになっていることもあって、こちらの楽曲もかなり今風に作られています。

 

具体的にどのあたりがK-POPっぽいかというと、まずダンスがとても凝っているところです。正直に言ってしまうと、従来のデレステに実装されてきた曲の振り付けは、技術的な限界というのもあってかかなり単調で、ほとんどがいわゆる「アイドルステップ」だけで片付けられてしまっているものが多かったです。しかしBrand new!はかなり独特で印象に残る振り付けになっています。個人的にはデレステの中で一番好きな振り付けです。

 

メロディラインもどことなくK-POPみを感じさせるものになっています。特に、2番Aメロの「背伸びをしたメイク 気になるスイーツ~」のところはかなりリズムの取り方などがK-POPっぽいなと感じました。

 

そして衣装もK-POPらしさがあります。イベントカードのイラストで見られる3人の衣装、特に砂塚あきらちゃんの衣装は、ミニ丈のトップスとハイウエストのミニスカを組み合わせた大胆な腹チラという韓流ファッションの特徴をしっかり押さえています。

イベントカードの衣装だけではなく、この3人が「顔」となるような形で宣伝されたデレマス9周年記念衣装も、肩見せ・パステルカラー・ロングブーツを取り入れており、かなりK-POPっぽいです。

 

・MOTTO!(デレマス)

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Brand new!から連想してこちらの曲を思い浮かべた方もいらっしゃるのではないでしょうか。デレステの7周年記念楽曲です。

 

こちらもまずダンスが非常に凝っています。そしてサビ部分のダンスの全身動画をアイマス公式がYoutubeショートやTikTokにアップロードしているというところも非常にK-POPっぽいです。K-POPにおいても、一人ずつダンスを披露していく「ダンスリレー動画」や、ステージにおいて一人のアイドルを追って撮影するいわゆる「チッケム」などがSNSで人気を博しているからです。

youtube.com

 

デレ公式の狙いとしては色んなTikTokerに振りコピしてもらいたかったのだと思いますが、残念ながらあまりこの曲の振りコピは流行っておりません……シャニ公式もサブスク解禁に合わせてTikTok進出をもくろむ動きを見せていますが、それならまず全身ダンス動画をあげてくれよ!!!と願う毎日です。

 

そしてMVもK-POPのMV感があります。曲自体もそうですが、とにかくMVの構成などがNiziUの「Make you happy」にそっくりです。街中で一人ひとりアイドルを映していってサビで全員のダンスを見せる……という感じですね。

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また、この曲に合わせて実装された衣装もやはりK-POP感満載です。ショート丈のパーカーなどは特に分かりやすいですね。

 

その他にも7周年記念CMが明らかにインスタグラムを主戦場にする若者をターゲットにしている作りになっていたりなどなど、色んな要素を加味して考えると、この楽曲は明確にK-POPを意識しているとみてよいでしょう。

 

オシャレ、カッコイイ系の曲

・#HE4DSHOT(デレマス)

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またしてもデレマスからです。先ほど紹介した「Brand new!」も歌唱していた砂塚あきらちゃんのソロ曲です。

 

重低音たっぷり、初手からラップとかなりK-POP色の強い楽曲です。ダンスも非常にレベルが高いです。デレステ実装楽曲の中で一番難易度が高いダンスと言っても過言ではないと思います。

 

サビの「高鳴るMy Heart⤵ 気分はHyper⤵」の言い方も言葉尻が下がっておりとてもK-POPっぽいです。

 

ちなみに、辻野あかり・砂塚あきら・夢見りあむの3人組ユニット「#ユニット名募集中」の楽曲「

下の動画のサムネであきらちゃんがしているポーズも、「指ハート」といって、韓国発祥の定番ポーズです。K-POPアイドルがよくやっています。

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ところで勘の良い方はもうお気づきかもしれませんが、ここまで紹介したデレ楽曲3曲にはとある共通点があります。「Brand new!」は作詞作曲烏屋茶房さん、「MOTTO!」は作詞烏屋茶房さん、「#HE4DSHOT」は作詞作曲烏屋茶房さん。なんとすべてに烏屋茶房さんが関わっているんですね。すごくないですか???ボカロP時代から烏屋茶房さんが好きだった人間としては、時代に合わせてなおも大活躍しておられることに熱いものを感じます。

 

・Super Duper(ミリオン)

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ミリオンPの皆様お待たせしました。ミリオンもご多分に漏れずK-POPブームにしっかりと乗っかっています。

 

この曲がK-POPを意識しているのはイントロですぐに分かります。「Jus-2-Mint」とユニット名を叫んでいるからです。冒頭でも触れた通り、イントロでユニット名を叫んでいる曲はもうほぼほぼ確実にK-POPを意識していると言っても過言ではありません。

 

全体的な曲調もしっかりK-POPです。サビではやはり「special girl⤵」「輝きたいなら⤵」と言葉尻の下がる独特なメロディラインが採用されています。

 

衣装も典型的な韓流ファッションですね。ミニ丈のトップスとショートパンツでとてもカッコイイです。

 

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お次もミリオンからです。こちらはダークなコンセプトなのも相まって激重重低音K-POPという雰囲気になっています。

 

特徴的なのはいきなり始まるラップですね。言い方が全体的に韓国語ラップのそれと酷似しています。

 

ちなみにこちらも「Super Duper」と作編曲の方が共通しています。この調子でK-POP風の曲を量産してもらえると嬉しいですね。

 

・SHHisの曲全般(シャニマス

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急にざっくりになりましたが、シーズの曲は本当に全部K-POPです。なぜならシーズというユニットそのものがK-POPモチーフだからです。

 

シーズがK-POPを意識しているのは詳しく説明しなくても分かるかと思いますが、特に「バラエティなどでの映りの良さよりもステージ上での歌やダンスに全身全霊を注ぐ実力派ユニット」という設定はK-POPの文脈を拾ったものと言えるでしょう。

 

ここまで紹介してきた曲やアイドルはなんとなくK-POP風、くらいの感じでしたが、シーズは楽曲コミュ共に明確にK-POPの文脈を深堀りしており、日本の二次元アイドル物としてはかなり挑戦的です。アイマスにあまり関心のなかった人たちにこそ注目してもらいたいユニットだと思います。

 

「Fly and Fly」のイントロで「SHHis!」と言ってるのを最初に聞いたときは「BLACKPINK!!!やん!!!!」と思わず声が出ました。やっぱりイントロでユニット名を叫ぶやつめちゃくちゃ好きです。

 

そして先ほど「指ハートはK-POPアイドル定番のポーズ」という話をしましたが、ムゲンビートでシーズの挨拶の時に緋田美琴役の山根綺さんがカメラに向かって指ハートをしておられたのがとても印象的でした。私は現地で客席から指ハートを返したのですが、周りのオタクが全然指ハートを理解していなくて非常にがっかりしたのを覚えています。

シーズがシャニマス公式Twitterアカウントでツイートをする企画の際にも、「3人の私と3歳の私どっちがいい?」というK-POPアイドルでは定番の質問をアンケートで投稿して何も知らないオタクが困惑していたのがすごく印象的でしたね。みんなもうちょっと頑張ってK-POPに詳しくなってくれ……

 

アイマスは海外進出という観点ではどうしても限界があるジャンルだと思いますが、K-POPという世界の流行をユニット規模で形にすることで、海外への壁を突破できるのではないか、と淡い期待を抱いております。実際、Youtubeにあげられている「Fashionable」の動画には「これK-POP?」的な英語コメントがいっぱいついていたので、チャンスはあると思います。ほんとにシーズ頑張ってください。

 

3.アイマス好きにおすすめするK-POP楽曲

ここまで紹介した楽曲が刺さったアイマスファンのためにいくつかおすすめのK-POP楽曲を紹介していこうと思います。

 

MOTTO!やBrand new!などポップな曲が好きな人におすすめの曲

・POP! /NAYEON

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・The Feels /TWICE

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・Step and a step /NiziU

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#HE4DSHOTやSuper Duperなどカッコよくてオシャレな曲が好きな人におすすめの曲

・Antifragile /LE SSERAFIM

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・ELEVEN /IVE

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・WA DA DA /Kep1er

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・HIP /MAMAMOO

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Criminally DinnerやOH MY GODなど音が重めの曲が好きな人におすすめの曲

・Kill This Love /BLACKPINK

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・MASCARA /XG

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・CASE 143 /Stray Kids

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Fashionableなどラテン系が好きな人におすすめの曲

・That that /PSY(

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・Lo Siento /SUPER JUNIOR

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余談-アイドルマスターKRについて

 

ここまで近年のアイマスK-POPの関係について触れてきましたが、そもそもアイマスシリーズには「THE IDOLM@STER KR」というAmazonプライムビデオで公開されている韓国ドラマがあります。存在自体あまり知られていませんが、これも立派なアイマスシリーズの一つです。

私もまだ見ていないので詳しくはないのですが、このドラマに合わせて現実でもアイドルオーディションや結成されたユニットのライブが行われていたりなど、かなり本格的なドキュメンタリーとしての側面もあるらしいです。ぜひ気になった方は調べてみてください。

ちなみに歌マスの韓国語版アレンジも歌ったりしてます。とても良いです。

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いかがでしたか?この記事を読んで、アイマス好きがK-POPに興味を持ってくれるだけではなく、K-POP好きもアイマスに興味を持ってくれたらめちゃくちゃ嬉しいです。何より自分がもっとK-POPに詳しくなりたいです。頑張ります。

ここまで読んでくださりありがとうございました。