【シャニマス】DETECTIVE×MURDER について
この記事は 910production 2022年春のアドベントカレンダー 1日目の記事です。(4/5)
本日より新歓企画の一つとして、会員がアドカレを(できるだけ)毎日投稿していきます。
初回はみなもが担当します。よろしくお願いします。
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普通に投稿遅れました。しかもPカップ始まって上げる暇なくなってしまい、今に至ります。すみませんでした。(4/18)
「あなたに見えているものが わたしの形をしてたらいいなって」
— みなも (@sepkolora) 2022年4月17日
✨4th Anniversary Pカップ✨
幽谷霧子 《4位》
研究も練習も不足しており色段には遠く及びませんでしたが、走る中での学びも多く楽しかったです......! pic.twitter.com/cdDUuaVtx7
Pカップ初参加だったのでそちらの参戦記も書きたいのですがそれは個人の方で投稿したいと思います。プラチナ取った翌日にPカップ関係ない記事上げる背徳感、いいですね。
というわけで、今回は4/1に開催されたアイドルマスターシャイニーカラーズの2022年エイプリルフール企画『DETECTIVE×MURDER』の解説および考察記事となります。
不十分な点が多々あるかと思いますが、何かお気づきの方は (Twitter@sepkolora) まで御連絡いただけると幸いです。(もちろんシンプルな感想やラフな意見交換などもお待ちしております。)
CAUTION : 犯人やそれに準ずる核心にまつわるネタバレがあるので本編を未読の方はご注意ください。
1. あらすじ
社長(劇中名『A』)やシャニP(劇中名『弟子』)、そして25人の283アイドルが探偵をやっている世界線のサスペンス。
洋館で『A』(社長)が何者かにより〇され、事件の真相を弟子(シャニP)視点で他の探偵たちと協力しながら紐解くストーリー。
舞台設定は名探偵コナンの『集められた名探偵!』編、シナリオの進行はダンガンロンパシリーズを想起させる内容になっており、両方好きな僕はこの枠組みだけで大興奮でした。*1
2. 探偵の通り名と解決事件
既にwikiの方である程度まとめられていたのでそれを基に独自の調査を追加しつつ各人物についてまとめます。
『A』天井努
通り名 : 世界で唯一の顧問探偵
解決した主な事件 : 名画『アンダルシアの乙女』強奪事件
元ネタ :
「なにしろ僕は世界でたった一人この職業に従っている人間なんだからね」
「世界唯一の民間探偵というわけかね?」
「世界唯一の民間諮問探偵さ。探偵事件の最高にして最後の受理者は僕なのさ」
『四つの署名』より。
諮問探偵は"consulting detective"の対訳。顧問探偵も同義。
漫画『憂国のモリアーティ』におけるモリアーティはこれに対応して『犯罪相談役(クライムコンサルタント)』をやっていたりします。
作中の『A』は名探偵として最強の存在ですが、手段を選ばない人物として描かれており*2、最悪ケースで20人以上が死亡する事件の原因になっています。大体コイツが悪い。
弟子
通り名や解決した主な事件はなし。
本編TRUE√終了後は『A』を襲名することになります。本編自体が解決した主な事件になっていそうですね。
櫻木真乃
元ネタ :
鳥使いについては説明不要。二次創作でも鳥獣を使役する系の絵をよく見ます。
www.youtube.com猫屋敷永遠迷宮事件については似たボカロ曲が存在するみたいです*3。
✔八宮めぐる
元ネタ :
パウンドケーキは分かりませんでした。
【きゅん♡コメ】に何かあるかもしれないですが、引いてないため分からず......。
風野灯織
元ネタ:
World×Codeも『イメージの切り取り』が上手くて、最大手の二次創作として非常によくできていました。81通りの選択肢を1日で全開放する必要があったこと込みで良い思い出ですね。
月岡恋鐘
元ネタ:
これもwikiで知りました。喰いタンと言ったら麻雀だろと思いきやまさかの探偵モノ。
ちゃんぽん通りについては佐賀県武雄市に『ちゃんぽん街道』なるものが存在しますが、長崎県内には思い当たる節がありません*4。
また、恋鐘の帰省や凱旋というような内容のコミュはまだ存在しないのでゲーム内のネタという可能性も低そうです。単なる長崎のイメージでしょうね。
田中摩美々
元ネタ:
白瀬咲耶
元ネタ:
王子様については説明不要。
瞳のペリドットについては確信はありませんが、咲耶は片目(特に左目)を隠したり瞑ったりすることが多いのでそのあたりでしょうか。ペリドットは緑色の宝石で咲耶の瞳はどちらかと言えば黄色なのでそんなにしっくりこないのですが、咲耶自身のパーソナルカラーは深緑ですし【渦と淵】なんかは緑が基調になっているのでそれっぽいかもしれません。
三峰結華
元ネタ:
言わずと知れた雨女。この他にも【雨色、上機嫌】や【等身大のレイニーデイ】などいろんな雨が降りますが*5、彼女が雨そのものについて一番よく語るのは実は咲耶のカードだったりします。
◯幽谷霧子
元ネタ:
タイトルだけ知ってて未読でしたが良い機会だったので目を通しました。
構造主義以後くらいの時代なので主張の輪郭はハッキリとしているのですが、フランス人特有のフワついた表現と論理学めいた難解さがあるのでちゃんと読むにはそれなりに骨が折れる本だと思います。ソシュールやヴィトゲンシュタインあたりに触れたことがあると呑み込みやすいです。
エクリチュールは、共同体の成員によって使用される言語(langue)と、個々の作家の体の奥からにじみでてくる文体(style)の中間に位置するものとして捉えられる。それは、過去の文学的記憶、現社会に対して取る態度、歴史経済状況、文学に対する姿勢などのせめぎ合いによって規定されてくる。
『共同体』としては『JK』や『日本人』や『Pカッパー』などなど、様々なものが考えられます。共同体の規模感にもよりますが、それらそれぞれに存在する共通の文体がエクリチュールです。俗に『おじさん構文』と呼ばれるものが一例として分かりやすいかと思います😃❗なんてね😄🎵
霧子に話を戻すと、例えばアンティーカのエクリチュールについては原初のイベコミュ*6で言及されています。
ユニットコンセプトの話ですね。このときは逆にコミュニティを象る器が欲されていたのですが、この共通項を提案したのは霧子です。
次に、この本の文脈でいうところの「零度の」は「無色の」「中性的な」「社会や歴史から切り離された」という意味合いになります。
この無機性はLanding Pointの「霧ちゃん」*7を意識しているものでしょう。LPのストーリーは霧ちゃんを通して、人々が見る幽谷霧子の偶像たちが従うエクリチュールの正体を問答する話だったとも解釈できますね。
事件についてもアカシックレコードの存在はさておき、「不正アクセス」という文言にも情報科学っぽさがありますし、本作に登場する霧子は「霧ちゃん」だったのではないかという疑いすら浮かびます。
永天銀禍については現時点では分かりませんでした。直感的には『アンティーカ』と読むのかなぁと思ったのですがだいぶ無理があり。ローマ字のアナグラムも"a"が足りず。
有識者の方、情報お待ちしてます。
小宮果穂
元ネタ:
アライグマは分かりませんでした。
園田智代子
元ネタ:
説明不要。衣装も【あそ→と♡ちよこれいと】なのが良いですね。
西城樹里
元ネタ:
金獅子は【とびっきりジンジャー】の思い出演出らしいのですが、未所持。
杜野凛世
元ネタ:
「ははそはの」は「母」に掛かる枕詞。「白鳥の歌」は人が亡くなる直前に遺した人生最高の作品表す言葉。
黒聖母感のある衣装が見当たらなくて困りました。芥川の短編に『黒衣聖母』というものがありますが、凛世のコミュにつながりそうな話ではありません。
お婆さんが「私が生きている間だけでいいから、私の命を犠牲に孫の病気を治してやってくれ」と黒聖母像に祈ると本当にその通りになる(婆さんが生きているうちは病気が治り、婆さんが亡くなると孫も亡くなる)という話です。
また「白鳥の歌」についてもピンと来ておらず、めちゃくちゃ歯がゆいです。
有栖川夏葉
元ネタ:
有栖川家の御令嬢。連続紅茶毒殺については何、と思う方もいらっしゃるかもしれないのですが、こちらをご覧ください。
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紅茶にWHEY(プロテイン)入れようとしてます。毒を盛るな。
大崎甘奈
元ネタ:
七変化はファッションのことだと思いますが、その言葉が出てくるコミュが存在するかは調査中です。
大崎甜花
元ネタ:
ポチ太郎はデビ太郎のことで良いんでしょうかね。
このデビ太郎視点のあらすじ、本当に大好きです。
桑山千雪
元ネタ:
未読です。
落としの魔女については分かりませんでした。
芹沢あさひ
元ネタ:
黛冬優子
元ネタ:
僕が冬優子の限定ツモれてないのが悪いんですが、最近あまり冬優子の限界オタク設定を見ていない気がします。
✔和泉愛依
元ネタ:
分かりませんでした。
◯浅倉透
元ネタ:
未読。事件名もコレ由来のようです。
作者の名前はスパイアニメ『プリンセス・プリンシパル』の主人公の名前にも使われていますね。良い作品。
樋口円香
元ネタ:
ちゃ~みんぐク~ッキ~ンで作っていたのは「お菓子」とまでしか言われておらず、マフィンであったかは定かではありません。
福丸小糸
元ネタ:
事務所に提出した書類が親の許可を取らずに勝手に出していたものだったというやつですね。
ここからLanding Pointまで読むとアイドルとしても一個人としても大きくなった小糸に感動します。成長譚として一番アツいのは小糸のコミュだということに最近気づきました。
市川雛菜
元ネタ:
ドーナツを食べるコミュがあったかは調査中です。
七草にちか
元ネタ:
分からず。
透の項で紹介した『スクールボーイ閣下』の主人公の名前がジョージ・スマイリーらしいですが「笑みしらず」が何を指しているかは不明。
緋田美琴
元ネタ:
「緋の稲妻」はガンダム作品に似た二つ名があるようです。
3. 時系列
ここからはストーリーの話になります。
冒頭から死体検分まで、把握したぶんの時系列をまとめました。もっと良い感じにする方法を考えましたが、いったん諦めました。
はてブロに直接pdfを埋める手段がなかったため超低画質をご提供。時間軸を縦に取れば良かったかもしれないですね。そのうち修正入るかもです。
また、解釈が間違っている可能性のある部分があるため、ここはこうじゃないの?というご指摘があればバンバン突っ込んでもらえると助かります。
4. 弟子の推理について
この章では、作中で正解とされていた犯人追求ENDの穴について考えていきます。
僕の感想妄想の成分が多く、部分的に本線から逸れる内容になっているため所謂読まなくても良いヤツですが、良ければお付き合いください。
容疑者:桑山千雪
弟子の推理に従うと、彼女がやるべきことは以下の通りです。
- クッキー作りの片手間に謎解きを終え『A』の部屋の位置に目星をつける
- 双子を台所から追い返す(21:30頃)
- ガムシロップがついたエコバッグ*8に過冷却水の入ったペットボトルを詰める
- 『A』の部屋に行き彼を殴殺
- 部屋を荒らす*9
- 凶器を肩に提げた状態でゴルフクラブを伝い天井から脱出
- 夜、室外灯も月もない*10雨の中屋敷の天井を歩き*11屋外へ着陸*12
- 部屋に戻り着替えと風呂
- ファイルのネタで愛依を脅し、解毒剤とマスターキーを渡す。
- 双子より先に台所に戻る
- 双子と再会(22:30頃)
双子を追い返してから最後に再会するまで約1時間しかありません。
こうして書いてみるだけでも何かおかしいんじゃないかと思えてくるのですが、疑問点を一つずつ見て行きましょう。
殺意
千雪は『A』に頼まれた嘱託殺人だという主張をしていますが、凶器を外から持ってきたのであれば計画的犯行だったのではないか、と凛世や小糸は考えています。実際、エコバッグが千雪が持ってきたものであることはガムシロップが証明しています。
これを合理的に解釈するには大まかに以下の2パターンが考えられると思います。
- 『A』の部屋と台所を往復した
- 殺意のある人物に犯行を押し付けられた
1は嘱託殺人かつ最初はエコバッグを持っていなかったという最も単純な場合です。過冷却水の入ったペットボトルが『A』の部屋に存在することは美琴が証明していますが、ガムシロップが付着したエコバッグは台所にしかないため一度台所まで戻り凶器を調達する必要があります。これは非常に格好悪く、そもそもそんな時間があるのかという疑問点が残ります。千雪は双子と会う1時間の間に台所からの移動を含め全ての犯行を遂行する必要があります。
2は証拠が足りないのですが、千雪に強い動機が示されてないことと凶器を運んでいることの矛盾から浮かび上がった僕の妄想です。
当然ながらこの仮説にも疑問点はあります。
前提として、千雪以外の人物が犯人になるためには、彼女に指示し凶器を準備させるか、台所に真犯人が来たことを千雪が黙っていることが必要条件になります。例えば愛依がそうされたように、何か弱みに付け込まれたというのであれば成立しますが、そのような要素は一切提示されていません。
また、真犯人があさひか冬優子でない限り、BAD ENDにおいて真犯人が死亡してしまうということになりますが、これについてはある程度の説明が可能です。
まず、犯人は千雪をスケープゴートにする(決定的な状況証拠を与える)ため解毒剤を彼女に預ける必要があります。また、少なくとも千雪には解毒剤を打たなければなりません。毒からの安全を担保しないと1日のタイムリミットをもって千雪が全てを白状しかねないからです。すると真犯人は自分に解毒剤を打つことができません。もし第三者によって解毒剤が見つかったり千雪に裏切られたりした際に数が一つ足りないとなれば他にクロがいることを示唆してしまいます。
結果として、真犯人は弟子の推理ミスに命を賭け、他の探偵たちと一緒に自然に解毒剤を摂取する必要があります。弟子が千雪に加担するルートでも彼女が解毒剤をちゃんと提供してくれたら真犯人が死ぬことはないのですが、千雪からしたら真犯人は目の上のたんこぶなので当然抹殺しておこうという判断になります。
逆に、愛依が犯人に仕立て上げられる状況を見たら自分も消されるのではないかと考え千雪クロへ軌道修正させそうなものですが、犯人の目的が『A』への復讐であったのであれば自分が死んでもまぁ仕方ないという想いもあったかもしれません。あと千雪に疑いをかけると自分も黒くなるリスクがあります。
ロビーのカメラ
弟子によると屋敷の他の出入り口は施錠されているとのことなので、上図下部のドアが唯一の出入り口ということになります。
このカメラの存在により、屋外や客室棟から台所への移動が把握されるということで冬優子、透、めぐる、夏葉の4名に白出しが行われます。
ただ、図を見ると、このカメラは屋外から客室棟への動きも補足していますよね。
千雪はどうやって外から居室に戻ったんでしょうか?
弟子推理の最大の不備です。
動画チェックは複数人で行われているため信用できます。そのカメラに映らず雨に濡れエコバッグを引っ提げた千雪が居室まで移動することは画角から不可能です。
というか実行犯が誰であれ、正面入り口からの移動は映像に記録されます。
外で発生した証拠を別の原因によるものとすれば、千雪を含め、ずっと屋内にいた人物による犯行が可能という話になります。弟子の推理が間違っていたとして千雪がそれを指摘しないのはおかしい気もしますが。
エコバッグの位置
凶器となるエコバッグもカメラに映っていないので屋内に留まっていることになります。そもそも凶器を持って外に出たならそのまま崖に捨ててしまえば良いのです*13。エコバッグがランドリーで洗濯されていたことも、それが屋外に持ち出されていないことを補強しています。
足音と足跡の正体
犯行が屋敷内部で完結していたとするとこの問題を解決しなければなりません。
屋根を歩く足音は透の聞き間違いということにもできますが、屋外に残されていた足跡は5人が確認しており、怪しい人物が屋外にいたということは間違いありません。
その人物は外にいたという証言をしているめぐると夏葉以外にありえません*14*15。
しかし、外にいた人物は足跡をつけることも屋根を歩くことも可能ですが、『A』の部屋に天窓から侵入することはできません*16。つまり、外にいた人物による犯行は非現実的です。
また、後述の理由により夏葉が『A』の部屋の位置を外から割り出すことは不可能なので、足跡を付け屋根を歩いた人物はほぼほぼめぐるで確定します。小糸が「ここに来る向きの足跡はない」と言っていますが、怪盗なので足跡偽造くらいお手の物でしょう(雑)。
再考
千雪に話を戻します。
彼女が犯人でないという可能性に着目したのは動機の薄さだけなので、何らかの明かされていない理由によって『A』を最初から〇すつもりがあったとすれば何の問題もありません。明言されてはいませんが、『A』の手帳には印がつけられた4名以外にも記載された探偵がいることは仄めかされています。しかし本当に動機があったのなら『理由』で喋ると思うんですよね。ウーン。
ただ、千雪がクロの場合でも彼女は外に出ておらず、ゴルフクラブの跡は工作で、彼女は室内から居室へ戻っているはずです。
容疑者:幽谷霧子
霧子は夕食前に怪我をした果穂に気づき、夕食(アナウンス)後に救急箱を探しに行きます。薬を見つけてからは果穂に付きっきりという描写がありますが、犯行推定時刻(21:30~23:00)までのアリバイはありません。
これには少し違和感があります。まず夕食後から少なくとも3,4時間屋敷を駆け回っていたことになりますが、それだけ見つからないのであれば途中で誰かに協力を仰いだり、見つからない旨を報告しに戻ったりしないものでしょうか。
しかも犯行推定時刻の1時間以上の間は誰にも目撃されていないというのも引っかかります。冬優子や透のように部屋にいたわけでも、めぐるや夏葉のように外にいたわけでもないのに、美琴と違ってカメラに映っていたという言及すらありません。薬を探しに色んな部屋を回っていたはずであるにも関わらず、です。
特に決定的な証拠があるわけではありませんが、この時間帯の霧子の行動は不確定要素が多く、初日夜の証拠だけだと犯行可能位置に挙げられます。
その彼女が容疑者から外れたのは、ランドリールームのエコバッグが7時頃に乾きたてだったという凛世の証言があったからです。この証言自体がなされたのは2日目の09:07以降(コミュでは『午前』とのみ記載)であり、凛世の他にそれを確認した探偵はいません。
すなわち────
────霧子実行犯/凛世協力者はあり得ます。
千雪と何らかの取引をして罪をなすりつけるのは前提なので飛ばします。
透が聞いた足音および屋外でノクチルが見た足跡については千雪の項で述べたのと同様にめぐるの仕業とできます。
また、エコバッグは凛世が回収して洗濯すれば問題なく、ついでに霧子のアリバイ作りにも利用できます。
次に殺意の問題がありましたが、霧子には手帳の印がついており、詳細は不明ですが動機があると考えられます。
凛世と千雪の2人の全面協力というのは難しい条件ですが、アカシックレコードに干渉できる彼女であればいくらでもネタはあるでしょう(それを言うとそもそも手を汚す必要もないような気もしますが......)。
容疑者:緋田美琴
『A』の部屋の近くに行き、最大で15分アリバイの無い時間がある人物。
彼女は『変わった様子がなかった』ことで容疑を外されています。これは真っ当で、凶器の処分を千雪に押し付けたとしても例えば返り血を浴びてしまった場合は衣類を処理する必要があります。
殺人現場から凶器になり得たものを拝借してるのめちゃくちゃ怪しいですけどね。
彼女も犯行の協力者という可能性については、解毒剤ももらってないですし霧子のシロ証明に加担してるので、ないと見て良いと思います。
ただ、一切証拠はありませんが、千雪のあとで『A』の部屋に侵入し、CDやファイルの一部を回収したというのは割とあると思っています。
何だこの記事、適当ばかり書きやがって。
容疑者:八宮めぐる
怪盗283さん。
千雪の項で書いた通り犯行には関われない位置ではありますが、屋敷の外にあった足跡及び透の居室上を歩いたのは彼女の可能性が高いです。
屋敷の構造を内外から調査するつもりだったという発言に対し小糸にツっこまれていますが、屋敷内の鍵は『怪盗283なら開けられる』仕様になっています。なので本当に窓の数から『A』の部屋を推測するという方針を取っていた可能性は大いにあります。
さらに、夏葉が言及していますが屋敷外部には室外灯がなく、1日目の夜は雨で月明りもありませんでした。そんな視界の悪い状況で雨で滑りやすいであろう屋根を移動するというのは、探偵というより怪盗の所業です。
あとこれは細かい話ですが、めぐるは真乃たちとの約束干してますよね。
約束したのが20時前ですが、少なくとも23時まで単独行動してるめぐるちゃん......。
パラレルであっても本物のめぐるなら友達との約束優先しそうだし、僕は怪盗283が探偵八宮めぐるに成り代わってる説を推します。
真相
結論として、主に3パターン考えられると思います。
- 霧子凛世が共謀。千雪も脅して協力させ、弟子視点TRUE√で誰にも疑われることなく『A』を抹殺することに成功していた。
- 千雪が屋内で犯行。殺意の由来は不明。
- 弟子の推理で正解。殺意の由来は不明。カメラ周りは設定がガバだった。
まぁちゃんとした推理小説というワケでもないので、好きな仮説を楽しめば良いと思います。個人的には「主人公視点では円満解決した感じになってるけど実は裏では別のキャラが暗躍しており大変なことが起きていた」みたいなのが好きなので1が激アツです。
小ネタ
その他、気になった点について書きます。
手帳の印
『A』の手帳の中身。めぐると愛依にはチェック、霧子と透には〇印がつけられていました。
まずはチェックの意味について。
こちらについては『A』及び愛依の証言からアンダルシアの事件の真相がまだ世間に公表されていないことと、めぐるが『A』の部屋からファイルを回収していることから、「『A』として事件は解決済みだが公表せずに泳がせている状況」を示していると思われます。
次に〇印について。
こちらはヒントが少ないですが、霧子も透も『A』ではなく『天井努』という名前に反応していることが重要でしょう。
透の家族が『天井努』を恨んでいることから何か後ろ暗いことがあるのは確かですが、重大事件の関係者であれば他の探偵たちが反応しそうなので、恐らく「『天井努』として事件(?)は解決済みだが公表せずに利用している状況」だと考えられます。こちらについては単に弱みを握っているという程度の可能性もあります。
『A』は序盤で「役者は揃った」という旨の発言をしており、集めた25人の探偵の中には特に恣意的に役を与えた者がいたことを仄めかしています。『A』が誰にどのような動きを期待していたかは分からずじまいでしたが、印をつけられた4人は特に重要な役者だったのではないでしょうか。
樹里のカメラ
あの廊下の本質的なところに録画しっぱなしのスマホを偶然置き忘れますか?
だいぶ怪しいポイントでしたが特に掘り下げはなし。放クラ繋がりで凛世とのラインがあれば良いなぁと個人的には思いました。
おわりに
まずはシャニマスくん、今年も凝ったエイプリルフール企画をありがとうございました。
今週末には7色のユニットが全員集合しコンテンツにとって大きな転換点となることが約束されている4thライブが控えています。巷では『シャニマス2』*17の噂なんかも流れていますが、僕個人としてはシーズのソロ曲や八雲なみのCV及びビジュアル解放をサプライズでやってくれないかなと期待しています。急に社長の回想ドラマとかやっても良いからね!!
ゲーム内容が(ノクチルシーズを除き)円熟しつつあり結構大きな発表がおかしくない状況なので何にせよ期待しながら両日参加します。現地民よろしくお願いします。
それでは、長くなりましたがありがとうございました!
*1:ダンロン1, 2はプレイ済でアニメも全部見たんですが、3はまだ1章しかやっていません。やりて~。
*2:八雲なみをプロデュースしていた頃の天井に近い人物像?
*4:筆者の地元がそのへん。
*5:ガチで降りすぎで草。
*6:例の鈍器、良かったですね。後半ユニットのページ数が爆発してるのと巻末インタビューが面白かったです。
*7:霧子を元に作られた対話AI。XX万くらいなら買うのでグッズ化してください。
*8:甜花がこぼしたもの。
*9:愛依が証言。
*10:夏葉が証言。
*11:透が足音を聞く。
*12:弟子とノクチルが足跡を確認。
*13:部屋すらロクに把握できていない屋敷に存在するエコバッグの総数を弟子が管理しているとは考えにくいので「数が合わない!」というのを危惧する必要はないように思えます。
*14:屋外からの出入りはあさひカメラに映ります。
*15:一応、夕方時点で外を散策していた霧子が付けることもできますが、その段階で『その場を去るような足跡』をつけるのはあまりに不自然かつ未来予知的です。
*16:雨が降っているにも関わらず『A』が天窓を開けていない限り
*17:別媒体でのゲーム展開説。スタマスを見ると3DMVは良いなぁという気持ちになり......。