就活の向こう側へ

 こんにちは。アドベントカレンダー13日目を担当する社会人1年生のるみゃことRumiaです。9月と言えば大学生の夏休み真っ最中だと思いますが、今年は新型コロナウイルスの影響もあってなのか、海水浴・盆帰りといった夏休みらしいニュースをあまり見聞きしなかった印象があります。皆さんはどのようにお過ごしでしょうか。

 

 自分はこの春から働き始めたのですが、正直なところ「小学生と中学生」、「中学生と高校生」「高校生と大学生」のどの差よりも「大学生と社会人」の差を大きく感じています。「給料をもらって生活するのだから」当然と言えば当然なのですが、それでも就活していた時の自分の意識とは大きく異なっていたことも事実です。今回は自らの大学3回生秋~4回生の就活生時代、そして社会人半年の経験をもとに就活する大学生に少しでもアドバイスになればと思います。

 

インターンは行くべきか

 まず、就活を意識し始めるのは3回生という人が多いのではないでしょうか。その理由が夏休みや冬休みに多く開催されるインターンがあるからだと思います。インターンってなんですかって人はぐぐってください。簡単に言えば、企業版オープンキャンパスですね。就活生が企業を知る機会とでも言えばいいでしょうか。

 就活生が企業を知る機会、と言うと響きがいいですが、逆に言えば企業も就活生の実情を知る機会となります。つまり、端的に言ってここから企業による選別が始まっているとも言えるのです。もちろん、大体の企業は「インターンは採用に影響しない」と言っていますが、実情としてインターンを経験しているかそうでないかの差は現れていると僕は感じています。

 具体的には、学生と社会人の意識の差です。こればかりは学生がいくら努力したところで身に付きません。後述しますが、いくらアルバイトで社会経験を積んだところで社会人の意識は身に付きません、諦めましょう。しかし、インターンは学生が社会人もどきの経験を出来る唯一無二の機会です。「社会人もどき」と言うのは、インターンでは企業は学生のことはやはり学生として扱っているからです。それでも、ゼロよりはまし、是非ともインターンに参加して社会人もどきを経験してみてください。

インターンで何を学ぶのか

 前項で「インターンに参加しろ」と言いました。それではインターンで何を学べばいいのでしょうか、あるいは何を目的にインターンに参加すればいいのでしょうか。この辺りが就活において大事になると思います。

 ちなみに、僕は3回生秋に友人とJR東海インターンに行きました。ただし、当時は今から思うと準備不足で企業概要、事業内容、キャリアパスくらいしか学べませんでした。企業概要、事業内容なんてものはインターネットでその企業のウェブサイトを見れば分かりますし授業を休んで、1日使って、わざわざ職員の時間を使ってもらって学ぶものではありません。それくらいはインターンに行く前に事前に予習しておいてほしいです(自戒)。

 それではインターンに参加するときに何に注目するべきでしょうか。答えは簡単、「インターン会場に居る社員がそこで何をしているのか」です。職員の役職やキャリアは関係ありません。インターン会場に居る職員は決してボランティアではありません。学生と話しているその一瞬にも給料は発生しています。つまり、職務中なのです。「目の前の職員は今、何をしているのか」、「目の前の職員はなぜその職務をしているのか」、そういうところに注目してほしいです。そして、機会があるならばその職員にその着眼点で質問してみましょう。なかなかに難しい質問になると思います。

 これは、社会人の意識を学ぶことに繋がっています。現在の就活事情ではエントリーシートは平均10枚以上書く訳になるので、一社一社のインターンに参加して企業のことを学ぶのではあまりに非効率です。でもどのインターンにおいても社会人の意識は共通して学べます。この時点では志望する企業に特化するのではなく、全体の底上げを目指すべきなのです。

 

山場は1月下旬から3月上旬

 年が明けるといよいよ就活が本格化します。この時期になるとそれぞれの企業は自分の企業を知ってもらおうと独自に企業説明会を開催します。一般的に就活情報は3月解禁でそれ以前の情報提供は禁止されている訳ではありますが、企業説明会を開くこと自体は禁止されていません。気になる企業があれば積極的に参加しましょう。

 そしていよいよ3月1日、この日は就活情報が解禁される日です。ほとんどの企業はこの日から直近1週間で企業説明会を行いエントリーシートの受付を開始します。関西だと3月1日~3日にインテックス大阪で合同説明会、4日~5日に京都大学で合同説明会が行われるのが定例です。3月第2週になるとみやこめっせ京都でも合同説明会が開催されます。全通するくらいの気持ちでいきますしょう。ちなみに僕はここでサボったのが後々響いたと思っています。

 

エントリーシート

 就活で悩むのがエントリーシートの書き方です。僕も悩みました。でも実際のところ、エントリーシートが書けないって既に準備不足なんです。企業によってはやたらと書きづらい項目を作るところもありますが、大半の企業は「学生時代頑張ったこと」、「志望動機」、「目指す将来像」の3点です。300字~500字くらいで前もって用意しましょう。何を書けばいいのかはたくさんの就活サイトで取り上げられているのでネットで調べましょう。個人的には最低限抑えていれば、差はつかないと思いました。見栄だけは張るな、嘘はバレる。

 

学歴フィルター

 良くも悪くも学歴フィルターはあります。一流の大手企業の一次面接でも横にいるのは最低でも旧帝大クラス、早慶ばかりです。僕の就活スキルが低かったというのもありますが、エントリーシートでも京都大学はアドバンテージになっていません。バンバン落とされます。僕はエントリーシートの勝率1割です。もっとも、身の丈に合わない大手企業ばかり手を出していたというのもありますが。

 

面接

 面接は準備することはありません。自分の経歴とエントリーシートに書いたことくらい当然のように覚えてほしい。

 企業は面接でその人の人格を見ます。当たり前です。問題なのはその手法です。

 数年前、「圧迫面接」が話題になりました。面接官3~5人、学生1人、広い会議室で高圧的に責め立てられる、そんな面接が流行しました。追い込まれた・緊迫した場面で人格が現れやすいという人間の性を最大限利用するためです。最近では、圧迫面接こそ少なくなりましたが、面接でその人の人格をあの手この手で見ようとしてきます。その手法はSPIテストで同時に行っている性格適正検査の結果をもとにしていると思います。僕の場合、過度の緊張に弱いという特徴がありましたので、面接では不意な質問を挟まれて頭を真っ白にさせられた苦い記憶があります。

 大切なのは、この頭を真っ白にさせられた時です。こういう時こそ、その人の本質が現れるからです。面接官はそれを見るのです。意地汚い。よく就活サイトで「面接では自分の用意したフィールドに話を持ち込みましょう」とか「事前に想定される質問の答えを用意しましょう」とか書いてありますが、面接官は就活生がそのようにしてくることは百も承知なのでわざと外してきます。就活は何年もやるわけではないので、何年の人事をしている面接官の方が格上です。だから諦めて、ありのままの自分を受け入れましょう、頭を真っ白にされましょう。何も用意することはありません。

 強いて言うなら自分独自のリラックス方法を見つけましょう。ルーティンってやつです。かぐや様もこれを体得して高度な恋愛頭脳戦をしていました。頭を真っ白にされたときに落ち着くことが出来るので役に立ちます。

 

敗者復活戦

 3月、4月と就活をして、GW前には就活強者は「内々定」をもらえます。僕のような就活弱者は何ももらえません。お祈りメールすら届かない企業があります。JR東海とか。

 GWが明けると、名前を聞いたことがある一流企業は表面上募集を続けていても実際は採用を打ち切っています。残っているのは一流企業の子会社が多いです。この辺りになると総合職と言うより専門職が多いので、その人の就活スキルよりも、その人の持つ技術スキルが重視されます。例えば、技術職は工学の知識やプログラミングの知識を重要視されます。僕も何社か受けましたが、事務職希望で出しているのにやたらと技術系の質問をされた記憶があります。

 つまり、技術を持っていなければ本当の敗者です。就活で失敗したくなければ、何らかの技術スキルを身につけましょう。おススメなのはやっぱりプログラミングです。どんな職場に行ってもIT系の部門は必ず存在するので、採用時に直接関係なかったとしても企業としては潰しが利く人材になりうるからです。ちなみに僕は当時は何もなかったのでここから地獄でした。今の勤務先が落ちてたら就活浪人。

 

就活の向こう側へ

 長々と就活について書いてきましたが、就活しているときの僕はあまりにも意識が低すぎました。これが敗因です。この敗因に気づいたのは就活している時ではありません。社会人になってからでした。なぜならば、社会人になった時に社会人が如何なるものかを知ったからです。就職浪人してたら気づかないまま翌年失敗してそう。

 それでは、学生と社会人の違いについて話していきます。

 まず、社会人というだけで責任が伴います。自分自身の判断は企業の判断になる、例えば、僕が別の企業にメールしたらその内容は僕の勤務する企業の意思決定になるわけです。この責任は決してアルバイトでは負いません。そのような業務にはアルバイトはそもそも従事しませんし、例え従事したとしても企業から責任を追及されることはありません(上司である職員に責任があります)

 考えてみてください、あなたが企業に書くエントリーシート一枚があなたの親族全員の意思を背負ったものであったとしたら……?

 当時、エントリーシートなんてせいぜい大学のレポートくらいの感覚であったように思います。最近はウェブフォームで提出するエントリーシートも多いのでノリとしてはアンケートくらいで書いていたかもしれません。

 社会人はそうはいきません。僕の勤務先は特に情報管理に厳しいところでありますので、情報公開請求があった場合、僕と上司のLINEのやり取りですら情報公開の対象になりえます。上司に「〇ね!」ってLINEしても公開されてしまう…… つまり、職務遂行中であるにしてもないにしても自分の一挙一動は組織として企業としての一挙一動になってしまう訳です。それだけの責任を背負って普段生活するというのは学生ではできません。「これが社会人なんだな」と痛感しました。先述のインターンの話で、学生が少しでも学んでほしいのはこういうところです。

 次に、職務にあたっての姿勢です。僕の勤務先でも新規採用職員(以下、新採)に職務等を指導するジョブトレーナーというものはつくのですが、ジョブトレーナーも自身の職務があり、四六時中、新採に職務を教えてくれるわけではありません。もっと言えば、何も教えてくれません。学生のように、受動的に学習ができるシステムは社会人にはありません。社会人は能動的に学ばなければならないのです。

 能動的に学ぶ、というのは難しいものです。仕事には必ず納期があります。自分一人で黙々と学習して仕事していれば良いという訳ではありません。だからと言って、分からないことをジョブトレーナーや上司に聞くとその人の業務の邪魔をしてしまう訳です。適切なタイミングで適切な内容を適切な人に聞かなければならないのですが、その判断は自分自身が周囲をよく見なければなりません。インターンで職員の様子を注視しろと言ったのはこの時の為でもあります。

 3つ目は、金銭感覚の違いです。これは社会人強いです。10万円くらいすぐ稼げます。学生が欲しいと思った物のうちお金で買えるものはなんでも買えます。でも名誉と地位と技能は手に入りません。単純に労働する年数が長くなると得られる金額も多くなるのでお金がたくさん必要だと考える人は早く就職してしまうのもアリですね。ちなみにキャリアパスでは院卒者との差は殆どありません。(社会人採用との差はかなりあります)

 入社して半年で車買った同期もいるし、社会人は金銭面で学生に圧倒的優位を築けます。好きなことできるなら3000円/時くらい出します。それくらい強い。

 最後は、体調管理です。僕だけかもしれません。社会人は身体が資本です。会社を病気で休むことが何よりも無駄です。(有給使うなら好きなことに使いたいです。)体調の為ならお金はいくらでも投資します。前段落で述べた通り、お金はあるので。

 身体が資本なのは社会人だけではないと思います。学生だって身体は資本です。体調管理できる人はきっと効率の良い生活が出来ていると思うので是非とも心がけてください。とか何とか言っても、僕は3回生の頃に体調管理おろそかにして救急搬送されてるし、6時に寝て13時に起きる生活をしていたけれども。

 

要旨

インターン行け

・就活失敗すると人生損する

・社会人は金で人を殴る、でも身体が弱点

 

明日はしーたさんが担当です。

 

近況報告・雑多

 コロナのせいで残業ばかりさせられて辛い。上司がくそ過ぎて残業強いられるわ、業務過多で死にそうだわ。僕の会社、日本で有数のホワイト企業のはずなのに実態は真っ黒だった。見た目が白い会社ほど中身は黒いのかもしれん。そして僕は社畜。嫌すぎる。

 給料だけはそこそこもらえていてお金はあるのに肝心の遊びに行く時間がない。お金だけ余ってるから、なんかいい使い道考えたい。

 ミリシタのアニバーサリーのトレーニングポイントが足りなさ過ぎてモチベーション下がってきた。デレステも無料10連でなんも引けんしアイマスはクソ。でもバンダイナムコサイゲも運営としてはめちゃくちゃ良いから学んでいきたい。プリコネは目的も楽しさもなんもないけど続けてしまう、気持ち良くない麻薬かよ。グラブルはいくらやっても進まねぇ、そもそも時間ない。

 猫を一日3回吸わないと生きていけない身体になった。猫飼った方がいいよ、全人類が平和になるし、猫と人間は昔から双利共生関係なので理にかなっている。猫飼うなら野良猫や捨て猫を飼ってあげてね。めちゃくちゃ懐くから。

 囲碁将棋はくそ。ストレスだけ溜まる。仕事してる方が金稼げてお得かもしれん。

 話し相手いなくて困ってるから暇な人は連絡してくれ。話し相手になってくれたら会った時に飯くらい奢ります、なんでもしまむら

 土日暇、休日出勤さえなければ。京都でも東京でも呼ばれたら行きます。フットワークは軽い方だと思っているので。

 Twitter楽しい、人生の2割はTwitterで出来ている。

 デブラや焼肉が身体に襲い掛かるようになってきた。事前に胃薬飲まないと翌日にもれなく死ぬ。

 結婚願望が出てきて将来設計変わってきた。お金貯めようと思った。彼女いないけど、いや佐久間まゆさんは僕と結婚してくれ。

 クソナシが楽しそう。多分行く余裕ないしそもそもグループにいないけど。

 絵を描きたいが、描く時間がない、折角のiPadがただのメモ用紙になってる。

 平日12時~13時に電話してくる社会人は〇して良し。それと勤務中に職場の内線に営業電話かけてくるやつも〇して良し。アポなしで営業かける営業マンは淀川に流せ。

 夢見りあむの声スコティッシュフォールド。昨日初めて声聞いたけど。

 最近の趣味はカフェ巡り。脱オタしてホンマにパンピっぽい趣味ゲットした。ホンマに脱オタしてるか? 脱オタの定義って何なんだ。課金やめて、ライブからも引退しようとしてるけどデレステもミリシタもなんだかんだやってるし。僕と会うときはもれなくカフェに連行します。河原町に行きたいカフェがあります。河内長野市にある道の駅のカフェがよかった、犬の散歩がてらに月2くらいで行ってる。ドライビングにもちょうどよい。

 阪神タイガースの2番キャッチャー梅野に最適解みを感じている。坂本は二軍でいいよ。

 シルバーウィークに富山行ってくちなしのロケ地訪問する予定。やっぱ上田麗奈さんって天才。ライブ中止なってめちゃくそ悲しい。チケ握れてなかったけど。

 コロナは収束傾向、多分GoToやってもそんなに変わらない。空港の水際対策緩和されるらしいからまたちょっと感染者増える時期がある。保健所や行政の業務はまだまだ手一杯だけど、その場を凌ぐことはできるくらいには業務改善されてる。国はGoToの案件話してるけど、今やるべきは今年の冬に向けての施策。国も行政もそこまで頭回ってないからくそ、このままだと今年の学生が可哀想。

 9月30日に京都行きます(宣言)

 転職したい。来年就活するか~(くそデカため息) 就活の友を探しています。

 最後まで読んでくれてありがとう。あと、日が変わってしまった、ごめん。

 

(おわり)