オタクにも見て欲しいベストバウト集
はじめまして。アドカレはじめまして勢のZです。
なぜ去年書かなかったのか?特に理由はないです。
強いて言えば全員書くわけじゃないと思ってたからですが、今年はやたら参加率が高いので書くことにしました。
本題に入ります。
ラップ
最近流行ってると思いませんか?
もともとアンダーグラウンドな文化だったラップですが、
Creepy Nutsの登場やフリースタイルダンジョンの流行、
そして今や男性向け女性向けの枠から飛び出した覇権コンテンツであるヒプノシスマイクの人気によって
にわかにラップに興味を持つ人が増えているように感じます。
上述したCreepy Nuts、フリースタイルダンジョン、ヒプノシスマイクも全く知らないという人もいるかもしれないので注釈を挟むと
後述する日本一のラッパーR指定とDJの世界一を決める大会「DMC JAPAN DJ CHAMPIONSHIPS 2019 FINAL」で優勝したDJ松永によるユニット。
テレビ朝日とAbemaTVで放送されている番組。モンスターと呼ばれるラッパーに対し挑戦者が戦いを挑み、モンスター全員を倒すと100万円を獲得できる。MCバトルをテーマにした唯一の地上波番組。
ヒプノシスマイク:
男性声優18人による音楽原作キャラクターラッププロジェクト。いわゆる2.5次元コンテンツです。色々と魅力はありますが詳しく知りたければ去年のアドカレで紹介してる人がいるのでそっちの記事を見てください。
(変なタイトルでこの記事であってるか不安になる)
MCバトルについて
ラップの中でもフリースタイルと呼ばれる即興でリリックを紡いでいくラップがあります。
そのフリースタイルのうまさを競うのがMCバトル(ラップバトル)です。勝敗は基本的に観客によって決められますが、審査員を設けて判定する場合もあります。
ラッパーってキャラが立ってる奴が多いので、MCバトルにはバトル漫画みたいなワクワク感があります。
バトル紹介
僕はMCバトルをちゃんと見初めてから1年くらいでまだ知識は浅いんですけど、
全然興味ないって人が見ても楽しめるバトルを選んだので暇だったら見てください。
Authority.vs.U-mallow.凱旋MCbattle東西選抜夏ノ陣2019.決勝戦
勢いのある若手同士の王道バトル。
Authorityは青森出身のMC。若干22歳にして昨年のUMB(Ultimate MC Battle、日本最大の大会)で準優勝して一躍その名を轟かせ、今年も様々な大会で優勝している今一番キテるラッパー。
対するU-mallowは茨城出身の20歳のMC。先日フリースタイルダンジョンに出演し話題になりました。
2人ともしっかりスキルがありながらもリリックに心がこもってて滅茶苦茶熱いバトルになってます。
「99年 19年もの 赤ワインのアルコールでぶっ飛びな」
「あいつが言った 俺は韻だけ 俺の価値は俺が知ってりゃいんだぜ」
かっこいい
ID vs 裂固【ADRENALINE 2019 FINAL】
フリースタイルダンジョンの二代目モンスターの烈固vs三代目モンスターのIDのバトル。
モンスターの若手枠同士のバトルというだけで熱いんですが、バトル以外にも注目したいポイントがあって、まずカメラワークがいいですよね。ADRENALINEの公式動画はどれもカメラワークが凝ってて良いです。
あと基本的にMCバトルはDJがかけるビートに合わせてするものなんですが、このバトルのようにバンドが生演奏することもあってDJとは違った良さがあります。
烈固は中学生の時に父親の借金が理由で両親が離婚してしまい、経済的に苦しい家庭を支える母親を助けるため高校進学を断念し、寿司屋でアルバイトをして家計を支えていたところから、高校生ラップ選手権で優勝し二代目モンスターまで上り詰めたまさにHIP HOPの体現者で僕も個人的に応援してます。
「必要なのは修練だけじゃなくて
執念だけじゃなく
終電が来るまで遊んだお前らとの記憶なんだ」
IDも間違いなくかっこいい。
Amateras vs T-Tongue /超ライブ×戦極 U-22 MCBATTLE 2016 TOKYO
事前知識としてAmaterasは白金区住み慶應生の金持ちラッパーで本人もそのキャラで通してます。
先に紹介したバトルとは打って変わって割とネタ感が強いバトル。
Amaterasは底辺から這い上がるというHIP HOP精神の真逆を行ってて、ラップの内容も金持ち自慢が多いです。
Amaterasはラップ以外のコンテンツ力もやばくて、バトル中に韻と書いたパネルの上で縄跳びして「これが踏韻」と主張したり、金持ちなのに大麻の売買で捕まったり(本人曰く宗教行為らしい)してます。
「俺はカルマさんの分身じゃないよ 諭吉の分身だよ」
藤KooS vs ゆうま/凱旋MCbattle × Nation Of Klang 本戦
下ネタが見たい人はこれ見てくれ
ゆうまは東大院生の下ネタラッパーです。コンテンツ力の塊。
ひたすら下ネタ言いまくるスタイルで、普通にうまいラッパーでもそのペースに飲まれると負けてしまいます。
マイクチェックは「ペニ!ペニ!」
「俺ならぺ◯スは野比のび太 チ◯毛ならばまさにスネ夫ヘアー 俺のジャイアンはしずかにならねぇ」
うまいし面白い
てか藤Koos、友達の姉ちゃんにいつの間にかヤられて卒業とか羨ましすぎる
UMB 2010 GRAND CHAMPIONSHIP R-指定 vs 晋平太
伝説のバトル
このバトルを制した晋平太はこの年と次の年UMBを連覇し、その後R指定が3連覇します。まさに最強同士の戦いです。
あんまり説明しても野暮なのでとりあえずフレーズ紹介。
「今日勝つために生まれてきた
今日勝つために負け続けた
今日勝つために立ち上がった
俺が晋平太 それがわかるか」
伝説的なパンチライン。かっこよすぎ
5本だけ紹介してみたんですがどうでしたか?
わりとバライティーに富んだものを選んだので1本ぐらい気に入ってもらってMCバトルに興味を持ってもらえたら嬉しいです。