セラミック包丁
久しぶりに卵かけご飯食べたら正岡子規かってレベルでむせた
ymd(影武者)です
影武者なのでふざけます
全然アドカレ回って来ねえwってヘラヘラしてたらいつの間にやら順番が来てました
時間が経つのは早いものですね
光陰矢の如し
光陰って何
ここでマウント取ろうとした奴、一生青森県の最低賃金*1で働き続けていてほしい
何書くねん
おいおい
グランシャリオって聞いたことありますか
なんかよくマンションの名前とかで使われてる気がする
どっかの言語(仏語だった気がする)で北斗七星ですね、はい
グランシャリオ
かっこいい
カクテルの名前みたい
「マスター、グランシャリオひとつ」
やば 死ぬまでに一回は言ってみたい
※グランシャリオというカクテルはありません 実際にバーとかで上述のセリフを口にすると確実に恥をかきます ぜひ挑戦してみてください
ときに、北斗七星って英語に直すと何になるんでしょうか
“big dipper”
ビッグ・ディッパー
だ、ダサい…………!
「バイト先がファッションセンターしまむら」レベルのダサさ
はい、比喩の話をしますね
ヒユ
レトリックの使い方がどうとか、そういうありきたりな話はしません
比喩、使われがちですよね
比喩ってヤバいんですよ 滅茶苦茶便利なんですよね
比喩はセラミック包丁なんです
比喩はセラミック包丁*2
覚えて帰ってください
いま「は?」って思った人、正直に挙手してください 先生怒らないから
この文言の意味するところは偏に"強力すぎる"ということです
本来の使用用途の埒外にある用い方をすることが可能です
例えば、セラミック包丁で指を切り落とすことができますよね
「急に怖」と思った方のためにソフトな例を挙げておきます
セラミック包丁で紙を切ることができますよね
比喩も同じ
強力過ぎるがゆえに、不健全な使い方をされてしまうことがある
オンガクカン
人はよく音楽観で喧嘩します(主語が大きい、過度な一般化、何をやってもダメ)
一例を挙げてみましょうか
A「量産型jpopの曲はクソ」
B「そうかな」
A「jpopしか聞*3いてない奴が音楽観を語るな」
B「そうかな」
A「だってお前、ファストフードしか食ってない奴の舌が信用できるか?」
どうですか
素直な感想を思い浮かべてみてください
なんか、「確かに」って思いませんか
俺は思う
比喩が使われていますね
「jpopしか聞いていない人間」を「ファストフードしか食ってない人間」に例えています
何故?
本当に同列に例えても良いのでしょうか?
jpopしか聞いていないという性質と、ファストフードしか食べていないという性質は、本当に同列なのでしょうか?
本当に?
そもそもjpopとファストフードの共通項は?
どの点について同じと言える?
そこに正しさはあるか?
無いだろ。
先の比喩が与える結論は、「ファストフードしか食ってない奴の舌は信用できない」であって、「jpopしか聞いてない奴の耳は信用できない」の正しさとは無縁だ
では何故、納得してしまうのか?
セラミック
比喩が強力過ぎるからだ
説得力が芽生えてしまうからだ
比喩が強力すぎるがゆえに、セラミック包丁が何でも切れる抜群の性能を持つがゆえに、比喩は不健全な使われ方を許すことがある
比喩に騙されている
セラミック包丁で手元を誤って指を切り落としてしまうことがあるだろ
それと同じだ
だから、比喩の扱いには慎重にならなければならない
不健全な比喩で読者を騙してしまわないように
あるいは、比喩に騙されないように、無から生まれた架空の説得力に首を前に傾けさせられないように
イマジナリー
薄々気付いている人もいるんじゃないの
「比喩を使うこと」を「セラミック包丁を使うこと」に例えた
その比喩は本当に正しいか?
ほら、また騙されてるんだぜ