楽天☆HANABI団 仙台公演
西葛西です。今回は石川県金沢市からお送りします。
先日のC94で910productionの新刊をお買い求め頂いた皆様、ありがとうございました。今回の記事はその新刊に私が書いたSSより文字数が多いのでご注意ください。
さて2巡目の今回は予告通り、2018年7月8日(日)にコラボイベントが行われた「アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ×東北楽天ゴールデンイーグルス」コラボ企画についてです。
この企画は元々、4月28日に行われた「ニコニコ超会議2018」のミリオンのステージにおいての発表が初出でした。
その後、6月2日のミリオン5thライブDAY1のアンコール冒頭部において、楽天の松井裕樹投手と高梨雄平投手が送って下さったビデオメッセージが公開されました。現地ないしLVで観た方は多いのではないでしょうか。DAY1のセトリの真の1曲目がBrand New Theater!ではなくビギナーズ☆ストライクだとするならば、アンコールの真の1曲目はUNION!!ではなく羽ばたけ楽天イーグルス(楽天公式球団歌)だったと言えるかもしれません。この曲にすらコールが入るのはさすがプロデューサー達だなあと思いました。
今にして思えばこれが特大の伏線だったようですね。
京都から仙台にこのためだけに行くのは流石にどうかなあと思っていましたが、丁度この時1周年記念のミリシタ秋葉原コラボも同時に発表されたため遠征を決意しました。長くなるので秋葉原コラボの話はまた別の機会にします。
プロ野球とのコラボと言えば、昨年のパリーグ6球団とのコラボ企画が思い起こされます。
参考記事:西武ドームですよっ!西武ドーム! - 910production アドベントカレンダー用ブログ 跡地
この時は未来が西武についていたので西武を応援し、他の事情もあってその後阪神ファンと西武ファンを兼任するようになりました。
しかし今回の対戦カードは、楽天VS西武。
パリーグではなく楽天とのコラボなのでミリオンは完全に楽天側に付く形になりました。昨年は西武を応援していた春日未来も例外ではなく、「アイマス界の岸孝之」という複雑な異名で呼ばれることにもなりました(※岸孝之投手はかつて西武のローテを長年に渡って支えていた先発投手であったが、2016年オフにFAで地元の楽天に移籍した)。
西武と楽天どちらに付くか、迷った挙句出した子供並みの折衷案は「両方応援する」でした。よって、今回のコラボ用に用意された特製ユニフォーム等が貰える特別指定席に座る訳にはいかなくなり、かと言ってビジターシートに座ることもできないので、間を取ってライト側上段の指定席を取りました。(決して費用を節約するためではない)(5000円ほど浮いた)
もう一つの懸念は今年の両球団の成績です。2位だった昨年以上のペースで勝ち星を重ね、「山賊打線」とも称される破壊力抜群の打線を武器に首位をひた走る西武。一方で、開幕直後から多くの借金を抱え、交流戦時には梨田監督が退任し、3位に3球団が並んだ際「単独Bクラス」という屈辱も味わった最下位の楽天。平石監督代行になってからは多少持ち直したものの、ソフトバンクと西武の首位争いだった昨年のコラボ試合とは異なり、両者の勢いの差は歴然としていました。楽天の西武に対する防御率が特に酷かったこともあり、大差の試合になってしまうのではないかという懸念が企画公開当初から囁かれていました。試合の一昨日に報道で西武の先発が菊池雄星(オールスターにも選出された西武のエース、今年末メジャー挑戦予定)であることが判明すると、絶望感は更に増しました。
更に、5thで登場した2人の投手も、高梨雄平投手はルーキーだった昨年から成績を大きく落とし、松井裕樹投手は昨季まで不動のクローザーだったにも関わらず今季は乱調によるセーブ失敗が相次ぎ2軍落ちと、あの時「ぜひ球場に来てください」と言ってくれた2人が1軍に揃わないという事態が起こりそうになりました。幸い、試合一昨日に松井投手は1軍に復帰したためその事態は避けられました。
これも伏線だったんですね。
そして試合当日を迎えます。当日の仙台は濃い霧がかかっており、時折小雨も降るというコンディションでした。
試合会場の楽天生命パークに駅から1kmほど歩いて6:50頃に到着しました。列形成時刻の7時になると、係員の方の誘導に従って数十人の同業者と共にゲートの前に並び、落ち着くと私を含む半数ほどの人達はミリシタを始めました(そう、この時は複数の入院者を出した阿鼻叫喚の1周年イベントの真っ最中でした)。その後更に販売ブースに近い所に案内された頃、Thank You!→Welcome!!→Dreaming!の全体曲御三家が流れ始め、その後Good-Sleep,Baby♡→合言葉はスタートアップ!→Growing Storm!→Shooting Stars→エターナルハーモニー…と、歴代のイベント曲が次々と流れました。1年前は西武ドーム内に歌マスが流れるのを聴いただけで鳥肌が立ちましたが今回は(音質や天候のせいもあって)割と冷静でした。慣れは怖いものです。なおこの後もこの物販スペースの付近ではLTHのユニット曲がローテーションで流れていました。
今回の物販形式これなのか pic.twitter.com/Y0SlPb9uie
— 西葛西 (@WestKasaiKK) July 7, 2018
そして8時、物販開始。お目当ては春日未来のアクリルスタンドです。
↓これがやりたかったからです。
他にもTシャツ等を買いました。ちなみに島原エレナのトレーディングキーホルダーが被っているので定価で欲しい方はご連絡ください。
その後物販を離脱し、他の同業者の方と話したりしながら時間を潰していました。10時頃から雨脚が強まってきたのですがその頃、バックネット裏の催事スペースで事件()が起こります。
「おっ!未来おるやん!……あれ?」
静香は!? 翼は!? 紬は!? 歌織さんは!?
周囲を見ても他のパネルを搬入する気配が無かったので、西武と内通する者が未来を晒し物にしたのかとか要らぬ想像をしましたが、
よかったよかった。数十分後に見に行ったら全員いました。
実際には雨が強くなってきたので未来のパネルを運んだ段階で一旦搬入を中断したらしいです。はい。ちなみにこの付近のスペースではMTGのイベント曲がローテーションで流れていました。
そして試合開始の1時間ほど前、場内に入場しました。甲子園に慣れると狭く感じますね。なおこの頃球場の売店の唐揚げは軒並み売り切れていたそうです。なぜだろう(すっとぼけ)
前回と違い試合開始十数分前までミリシタコラボの表記やアナウンスが全く出ず(日立とのコラボの話はしてた)若干不安になりましたが、15分前にようやくセレモニアルピッチ(≒始球式)の準備ができ、最初に百合子が主人公面した例のミリシタのPVが流れました。また矢吹可奈が勘違いさせる人が増えてしまう。「よかったら付き合ってもらえませんか?」※買い物です
そしてセレモニアルピッチ。前回は来場した3人の声優さんが投手/打者/球審役を1人ずつ務めましたが(記事参照)、今回は来場した山崎はるかさん(春日未来役)、角元明日香さん(島原エレナ役)、南早紀さん(白石紬役)の御三方が全員投手役として3人同時に投げるという形式でした。観る側はどこを観ればいいのか迷ってしまう。
なおこの時捕手役を務めて下さったのは島井寛仁選手、山﨑剛選手、足立祐一捕手の3人でした。山﨑選手絶対名前だけで選んだやろ
また試合前には前述した岸孝之投手の1500奪三振のセレモニーが行われました。よりによってなぜ今日にした
13時、プレーボール。本来は某58番元素と一緒に来るはずだったのですが体調不良を訴えたため、仙台に住んでいた高校時代の同級生S(元野球部捕手、工藤隆人推しの中日ファン、アニメ好き、アイマスは知識なし)を急遽招集しました。
先発投手は西武の菊池雄星に対し楽天は塩見貴洋。一昨日に中止になった試合に先発予定だった両名がどちらもスライド登板する形になりました。誰ですか真VS周子とか言い出したのは なお塩見選手は岸選手が移籍してきた際に、着けていた背番号11を岸選手に譲ったという経緯があります。さっきから未来やたら煽られてない?
1回表、塩見投手は先頭の秋山翔吾選手を打ち取った直後、2番源田壮亮選手の頭部付近に死球を与えてしまいます。いきなり危険球退場かと球場は騒然となりましたが、頭部への死球ではないと判断され助かりました。なおこの源田選手は昨年のコラボ試合の前にアイマス12周年ニコ生にビデオで登場しコラボを宣伝してくれた選手です。この辺りの人達因縁が多すぎる 続く3番浅村栄斗選手を併殺に打ち取り、事無きを得ました。
1回裏、二死から白石紬と同郷(石川県出身)の島内宏明選手が四球で出塁するも、4番今江年晶選手が三振に倒れ得点はなりません。
2回裏。この回は声優の御三方がスタジアムMC(=「〇番、(守備位置)、背番号〇〇、(選手名)」とかを言うやつ)をしました。以下脳内再生をお願い致します。
山崎さん「5番、ファースト、背番号33、銀次」
赤の系譜春日未来の中の人に名前を呼ばれた、本名に赤が入っている銀次選手は、初球を弾き返し、何とここで両軍通じて初のヒットとなるセンター前ヒットを放ちます。無死一塁。
山崎さん「銀次選手、ナイスバッティング!」
角元さん「6番、指名打者、背番号49、ジャフェット・アマダー」
同じラテン語圏の島原エレナ(ブラジル出身)の中の人に名前を呼ばれた、球界最重量のアマダー選手(メキシコ出身)(出場停止になるのは1ヶ月後の話)でしたが、ここはセンターフライに倒れます。一死一塁。
因みにエレナのソロ曲「シャクネツのパレード」とアマダー選手の応援歌にはどちらもラテン系言語で「行け」「頑張れ」等の意味を示す「バモス」という歌詞が入っています。(応援歌はもう聞けないかもしれないが……)
南さん「7番、セカンド、背番号26、渡辺直人」
楽天→DeNA→西武→楽天と渡り、昨年の試合でも西武側のスタメンに居たベテラン渡辺直選手は、レフト前ヒットを放ち、一死一二塁とチャンスを作ります。
南さん「直人選手、ナイスバッティング!」(直人選手って……まあいいか)
山崎さん「8番、ライト、背番号54、カルロス・ペゲーロ」
昨年は恐怖の2番として名を馳せるも今年は不調でなぜかこの打順に居るペゲーロ選手、チャンスでしたがショートへのファールフライに倒れ二死一二塁となります。
角元さん「9番、キャッチャー、背番号37、嶋基宏」
島原エレナの中の人に名前を呼ばれた嶋選手。2-2からの6球目、うまく流した打球はライト前に弾みました。
打球を見て三塁を回る銀次選手。
バックホームする西武ライト外崎修汰選手。
この試合最初の見せ場の結果は……アウト!
外崎選手の好返球で割と余裕を持って刺されてしまいました。チャンスを惜しくも活かせず、0-0のまま2回を終えます。
この外崎選手、昨年の試合でダメ押しのソロを打ったこともあり、実家がリンゴ園なのでしばしばこの界隈では西武の木下ひなたPとか言われていますが、その本領(?)が今回も早くも発揮された格好になりました。
その後両投手の投げ合いが続き、両軍共に出塁すらないまま4回が終わります。
5回表、ここまで山賊打線を無安打に抑えていた塩見投手でしたが、一死の後、先程好プレーの5番外崎選手にショートへの内野安打で出塁を許します。6番エルネスト・メヒア選手の進塁打で二死二塁となった後、打席にはおかわり君こと中村剛也選手。すると3-1から5球目をセンター前に転がし、これが先制のタイムリーヒットとなりました。楽0-1西
5回裏も楽天は菊池の前に三者凡退に倒れ、前半を1点ビハインドで終えます。
5回終了後、毎試合恒例のみんなでタオルを回すイベントがあったのですが。明らかに回るタオルの密度が濃い区画がある。全国から集まった数百名のプロデューサーが集結していたレフトスタンド横、三塁側上段のバイパーシートと呼ばれる区画でした。Beat the World!!!(ミリオン唯一のタオル曲)の成果ですね。
Beat the World!!! pic.twitter.com/9M1UgCAagw
— 西葛西 (@WestKasaiKK) July 8, 2018
6回裏。そのバイパーシートの前にある小ステージに、この回に来場していた声優の御三方が登り、プロデューサーらと共に応援を始めました。すると、この回からレフト側からの応援の声が明らかに大きくなったのです。聞けば、バイパーシートからの応援の高まりに負けじといつものレフトスタンドからの応援も勢いを増したとか。こういうことには慣れている人たちですから。この時の彼らの応援をテレビの実況と解説が褒めていた動画はTwitterでも話題になりました。すると一死後、2番の茂木栄五郎選手がファーストゴロに倒れますが、これをベースカバーに入った菊池投手が落球。2回以来のランナーを出しました。応援も一層大きくなりましたが、島内選手、今江選手が共に内野ゴロに倒れ同点はなりません。
ところで、茂木選手の応援歌と言えばモギッモギッモギエイゴロウが有名ですが、ちゃんとした歌詞の方もあります。その歌詞がこちら。
高み目指す想い 全力で解き放て
限り無く強い翼 栄えある未来へ
(茂木!茂木!オォ~~茂木!)
実質みらつばじゃん!!!
妄言はさておき、7回以降は声優に代わり楽天の応援団と思しき方がステージ上で応援の指揮を執っていました。この回以降「あそこ行きてぇ~!」と隣のSに言う回数が多くなります。S「行って来いよ」
7回裏、疲れの見え始めた菊池投手は銀次選手に四球を出すと、先程捕手役を務め、代走として入った島井選手の俊足を警戒しアマダー選手にも四球を出してしまいます。渡辺直選手がきっちり送って一死二三塁とし、打席には8番ペゲーロ選手。2球で追い込まれてしまいますが、3球目を何とか転がし、ショートゴロの間に島井選手が生還。ノーヒットで楽天が同点に追いつきました。なおも二死二塁のチャンスでしたが嶋選手は空振り三振に倒れ、ここは同点止まりとなります。楽1-1西
8回裏、楽天は1番田中和基選手からの好打順。この田中選手の応援コールに「カーズキ!タナカカズキ!」というものがありますが、この打席辺りから何かが聞こえ始めます。
『カーズキ!タナカカズキ!……』
『カーズキ!タナカカズキ!……』
『カーズキ!タナカカズキ!fuwafuwa』
その時は、まさか、そんなはずがない、幻聴やろと思っていましたが、Twitterによると本当にfuwafuwaが入っていたそうです。初披露の新曲にコールが入るくらいですから第4打席ともなれば余裕なんですね()
その後、一死から茂木選手が四球で出塁するとすかさず盗塁を決め一死二塁。島内選手が三振に倒れ今江選手が申告敬遠されたところで、打席には島井選手に代わりセカンドに就いていた守備の名手藤田一也選手が入りました。その2球目。
藤田選手はスライダーを弾き返し、ライナー性の打球がライト方向に飛びました。
沸く球場。
しかし。
ライト外崎選手が、地面すれすれでこれをダイビングキャッチ!
またしても外崎選手の好守に得点を阻まれ、大きな歓声は溜め息に変わりました。8回終わって1-1のまま最終回に入ります。
塩見投手は西武打線を8回3安打1失点に抑え堂々の降板。後をリリーフ陣に託します。
松井投手や高梨投手の登板が期待されましたが、9回表は抑えの役割を松井投手に代わって今季担っているフランク・ハーマン投手が登板。秋山、源田、浅村の上位打線を見事三者凡退に抑えました。
9回裏、西武は菊池投手が続投。7回に代走に入っていた、セレモニアルピッチで捕手役を務めた山﨑選手からの打順でしたがこちらも三者凡退に倒れ、試合はまさかの延長戦に入ります。
何とか持っていた空模様でしたがこの辺りで小雨も降り出し、日曜で子供連れが多いこともあり一般の楽天ファンの中にはここで帰宅する人も多くいました。しかし、プロデューサーシートもといバイパーシートから帰る人はほとんど見られませんでした。4時間続くライブと比べればまだまだということでしょう。
10回表、遂に松井裕樹投手がマウンドに上がることになります。先頭の4番山川穂高選手をショートゴロに抑え、打席に入るのはここまで大活躍の外崎選手。
フルカウントとなってからの8球目でした。
センターへの大きな打球。
後退するセンター田中選手。
しかし、打球はその頭上を越えてバックスクリーンに突き刺さりました。
11号ソロホームラン。楽1-2西
交錯するレフト側からの悲鳴とビジターシートの歓声。
よりによって松井投手が、延長戦で痛すぎるアップルパンチ(外崎選手の本塁打の俗称)を浴びることになろうとは。
しかし、1点ならまだ望みはある。切り替えて抑えて欲しいところでした。
続く6番メヒア選手。5球目を豪快に振り抜きました。
またもセンターへの大飛球。
田中選手はフェンス際で跳び、腕を懸命に伸ばしました。
しかし、無情にも打球は再びバックスクリーンへ。
6号ソロホームラン。楽1-3西
まさかの2連続被弾。
松井投手は後続を抑えますが、大事な延長で2点ビハインドを許してしまいました。
かなりの絶望感に包まれるレフト側、勝利を確信し盛り上がるビジターシート。
しかし、まだドラマは終わっていませんでした。
菊池投手は9回をもって降板。こちらも3安打1失点の好投でした。
楽天以上にリリーフに伝統的に不安を抱える西武、10回裏のマウンドに辻監督は新外国人のファビオ・カスティーヨ投手を送ります。
一方、平石監督代行も嶋選手に代えて、この日31歳の誕生日を迎えた桝田慎太郎選手を代打に送りました。
追い込まれながらも粘って5球目、辛うじて転がしたボテボテの打球がショートへの内野安打となり、先頭の役目を果たします。
続く1番田中選手も四球を選び、無死一二塁のチャンス。
2番茂木選手はバントを試みましたが、追い込まれヒッティングに切り替えてショートゴロ。しかし併殺は免れ、一死一三塁となります。
3番島内選手は粘って9球目で四球を選び、一死満塁。サヨナラのランナーも出ました。
そして迎えるは4番今江選手。
レフトスタンド、バイパーシートの応援のボルテージも今までにも増して上がります。
2-1からの4球目。
転がした打球は三遊間を破りました。
三走桝田選手、次いで二走田中選手も生還し、またも同点に追いつくことに成功します。起死回生の2点タイムリーヒット。楽3-3西
更に一死一二塁、サヨナラのチャンスで打席には先程勝ち越し打を外崎選手に阻まれた藤田選手が入りますが、3球で三振に取られます。
二死一二塁で打席には途中出場のドラフト3位ルーキー山﨑選手。この8日前にプロ初ヒットを記録した山﨑選手、ここでまた打てば名前が名前だし確実に覚えてもらえます。
しかし残念ながら、カスティーヨ投手の直球攻めに屈し、最後は高めの球に手を出し空振り三振。予想をはるかに上回る展開となり、試合は延長11回に突入することになりました。
11回表、マウンドにはなんと高梨雄平投手が上がります。投げて欲しいとは言われていたものの、ビデオに登場した2投手が本当に揃い踏み登板するとは。
また、桝田選手に代わりキャッチャーに足立選手が入ったことで、セレモニアルピッチで捕手役を務めた3人の選手が全員出場することになりました。もっともこの時点で楽天の控え野手が三好匠選手しか残ってなかったんだけど
松井投手は山賊の2発に沈んだが、高梨投手は抑えてくれるはず……
先頭の金子侑司選手を打ち取り、打席には秋山選手。
松井投手と同じ一死無走者からでした。
秋山選手が2球目を弾き返した大きな打球はライトポール際へ。
切れろ、切れろ、切れてくれ…………
楽天ファンとプロデューサーの願いも叶わず、打球はポールの内側を通過しました。
13号ソロホームラン。楽3-4西
高梨投手も打たれた…………
その後は高梨投手と代わった青山浩二投手が何とか抑えましたが、再び被弾でビハインドを背負って11回裏を迎えることとなります。
西武のマウンドには元広島で今季途中西武に加入したデュアンテ・ヒース投手が上がります。
楽天の攻撃は7番渡辺直選手から。ヒース投手も制球が定まらず、またも先頭に四球を出してしまいます。ペゲーロ選手は三振に倒れましたが続く足立選手もバットを振ることなく四球を選び、一死一二塁と再びサヨナラのチャンスを作ります。
打席にはこの日6打席目となる田中選手。
その2球目を引っ掛けてしまいました。平凡なセカンドゴロ。
併殺で万事休す……かと思われましたが、田中選手の必死の走塁で一塁はセーフ。二死一三塁とし、望みを繋ぎます。
ここで辻監督はヒース投手から3年目の野田昇吾投手にスイッチ。逃げ切りを図ります。
打席には2番茂木選手。4球目のストレートを振り抜きました。
センターへの大きな打球。入れば逆転サヨナラ。
しかし、後退するセンター秋山選手の足は途中で止まりました。
最後は決勝HRの秋山選手がボールをしっかりと掴み、センターフライで試合終了。
三たび追いつくことはできませんでした。
14回戦 楽天3勝11敗
西武 00001000021 4
楽天 00000010020 3
[勝]カスティーヨ 7勝4敗3S
[敗]高梨雄平 0勝2敗1S
[S]野田昇吾 0勝1敗1S
[本]外崎修汰11号(10回表,ソロ,松井),メヒア6号(10回表,ソロ,松井),秋山翔吾13号(11回表,ソロ,高梨)
野田選手はプロ初セーブでした。おめでとうございます。
大差が危惧された試合でしたが、終わってみれば延長までもつれる大接戦となりました。それ故、宣伝ビデオに登場した松井投手と高梨投手が共に被弾した衝撃は大きく、直前のイベントユニットだった閃光☆HANABI団に引っ掛けて「楽天☆HANABI団」と呼ばれたり、2015年の「セラテリの呪い」(↑記事参照)に続く「松井高梨の呪い」が生まれたりと、試合後やたらとネタにされることとなってしまいました。この両投手が登板するような展開に至るまでには、塩見投手の好投や今江選手のタイムリーなど各選手の奮闘があったことも確かであり、色々な要素が噛み合って生まれた悲劇であると言えるでしょう。
結果的に試合時間も4時間7分とライブ並みになり、歴戦のプロデューサー達も流石に疲れた様子でした。特に追いつき追い越せの10回裏の応援は球数が多かったこともあり「5th2日目の第2ブロック(=満腹至極フルコォス→たんけんぼうけん☆ハイホー隊→スポーツ!スポーツ!スポーツ!)を余裕で越えていた」過酷さだったそうです。野球の応援は休憩がありませんからね。
また、外崎修汰選手がしたこと一覧が以下になります。
- 2回裏、バックホームで失点を防ぐ
- 5回表、先制の足掛かりとなる内野安打(チーム初ヒット)
- 8回裏、ダイビングキャッチで失点を防ぐ
- 10回表、一時勝ち越しのソロホームラン
- 昨年のコラボ試合でもソロホームラン
ねえやっぱりひなたPなんじゃないの!?
某速報アプリのMVP投票でも決勝HRの秋山選手を差し置いて1位でした。昨年の試合で殊勲の3ランを放った山川選手が今回は無安打だったことを考えても、この選手のアイマスとの親和性はだいぶ高いのではないでしょうか。